だ☆めーづ
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おたじ 〜Raod of Otaku/OTAku oyaJI is No Dead!〜
ゲームレビュー

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コワイシャシン(2002.07.27)


さて、タクシーを無賃乗車した上バックシートを濡らして去って行ったり、夜中のホテルに不法侵入して顔を覗き込んだりする髪の長くてびしょ濡れの女性といった犯罪者が横行する季節になりましたが皆様いかがお過ごしでしょうか。

という事で夏向け(なんだろうな)にPSでリリースされたホラーゲーム。題名のとおり、日本の偉大なホラーカルチャーである『心霊写真』をメインにフィーチャーしている。

ゲームの主人公は霊能者の緋織(ひおり)さん。心霊写真を除霊することを生業としている。通常の霊能者とちょっと違うのは除霊した霊魂の意識や記憶、そしてエネルギーを吸収できる能力を持っていることである。18禁エロゲーだったらけっこう人気が出そうなキャラクターである。で、このゲームにおけるお姿は、こんな↓方である。
ひおりん


注意してほしいのは、この方は除霊されるほうではない、という一点だろうか。デザイン意図はわからないではないが不必要なインパクトありすぎやしないか。『邸宅からほとんど出ることはない』という設定なのに無駄にフェロモンをふりまくコスチュームなのもどうかと思うが。
ちなみにCVは陽ノ下ひかりん&ミュウミュウのざくろで僕らを萌えさせる野田順子。意外と仕事選ばないようであるなノダジュン。
それはともかくストーリーのメインは『異能者であるヒロイン緋織の苦悩』で、かなりなダウナー系。そういう雰囲気が弱い人には割とお勧めしかねる。いやそーいう人、ハナっからこんな陰気なソフト買おうとは思わないだろうが。

というわけでゲーム開始である。ゲームは、タイトルどおり依頼者が手紙といっしょに送ってくる写真の除霊を行う事で進んで行く。ステージはいくつかの章に分かれ、1章に尽き2、3枚の写真を処理することで1話分が終了する。
ステージの最初に、依頼者からの手紙が読み上げられる。海で写真を撮ったら何か写ってたとか、友人と撮った写真に何かあったとか、ほんとうにあったどうとかという類のコンビニ文庫によく書いてあるような話なんだが、シチュエーションや文体が胡散臭さも含めて非常にそれっぽい。こういうゲームは雰囲気が重要なんだが、このへんは及第点であろう。
さて、いよいよ除霊にかかることになる。ここで初めて写真が画面に表示される。写真自体は非常によくできていて、プレステの解像度のよくないザラついた表示とあいまって、ソレそのものは結構マジもんで怖い。
ただ普通、心霊写真に写るのは、何か木の陰に隠れていらっしゃったりボンヤリとした影で写るとかのシャイな性格の方々が大半なのだが、このゲームにおいてはそんなことはなく、あっちこっちに顔だけが3つくらい写ってる上に、被写体の腕が1本多いなんつー心霊集合写真状態で、ここまで来たらいっそ清清しくて、笑みすらこぼれてしまう。何事も過ぎたるは及ばざるが如し、ちゅーことか。
これは写りすぎだろう
サンプル写真


実際の除霊は、写真の霊査から始まる。よくギボさんなんかがやってるアレである。画面上に表示させるカーソルを『霊査』モードにし、怪しい部分をなでて行き霊のいるポイントを探して行くのだ。作り物とはいえ、心霊写真をアップで眺めながらの作業となるんで夜中なんかにやると、かなりクるものがある。
この『霊査』は自身の生命力を大きく削るので手早く霊を発見しなくてはならず、ゲーム的な意味でもほどよく緊張する。このあたりよくデザインされている。
ここで霊の潜むポイントにヒットすると霊とのバトル開始である。

霊とのバトルはアクションゲームとなる。最初に画面上に霊体が現れるので出現位置に合わせてタイミングよくボタンを押し、攻撃する。霊を止めきれず、接近を許してしまうと攻撃を受けて生命力が削られる。この攻撃が何回かヒットすると霊の動きが止まるので、ここでボタンを順番押しして『印』を切るとダメージを与えることができる。
こうやって規定のダメージを与え、霊を消滅させると除霊は完了である。写真には複数の霊が潜んでいるので、全ての霊をこの手順で祓うと除霊完了、1ステージ終了である。

ゲームとしてみると難易度はかなり高い。 まず霊査部分だが『霊体』が写った位置からかなりズレたところに霊が潜んでいる場合が多い上、霊査のフィードバックもカーソルの色が変わるだけなので、ここでかなり時間がかかり、無駄に生命力を削ってしまう事が多い。
また、霊とのバトルは最初の動きを止めるための攻撃タイミングが霊によって全て違い、当たらないときはぜんぜん当たらない。霊の耐久力も見た目から判別できないため、結局戦ってみるまで相手の能力がわからないのだ。
要はこのゲーム、典型的な完全死に覚えゲーなのだ。そのため、高位面に行くと同じステージをけっこうやり直すハメになる。それだけに苦労して面クリした時の爽快感はかなり高く、1ゲーム終えるとストレス解消になって安らかに眠ることができる。

・・・・ダウナー系心霊写真ネタのゲームなんだがな。これ。

一本のコンテンツとして見ると、『写真に霊が憑依する』とか、『霊能者が写真の霊気を捉える』、といった心霊写真について人口に膾炙しているフォークロアをうまくゲームシステムとして落とし込んでおり、この部分に関しては、かなり秀逸であるといえる。サウンド、ビジュアルなんかもかなり雰囲気である。BGMが露骨にチューブラ・ベルズなのは見逃してあげるとしよう。
だがゲームのメインがどっちかというとボタン乱打気味の、除霊ちゅーよりもなんか音ゲーでリズムを刻むという趣で怖いというよりあわただしいものになってしまって、コンセプトが徹底されていないのが辛い。また、同じ面を何度もプレイするハメになりがちのも興を殺がれる部分である。

もうちょっと静かに『祓う』感じが出ていれば良作になったと思われる割と惜しい1本ではある。ホラーゲームが嫌いでなければ『そのうち購入リスト』くらいにはアップしてもいいかもしれない。ただし上記のようにかなり厳しいアクションゲームでそういうのが全然ダメな人には向かないんで、そのあたりが注意どころである。

ちなみにこのゲーム、おまけで『アルバムモード』がついていて除霊した心霊写真がいつでも見られるとゆーうれしいんだかどうなんだか微妙なフィーチャーがあったりするんだが、ここで条件を満たすと『緋織のマル秘アルバム』とかゆーのが開けるようになるらしい。

そっちのほうがタイトルにピッタリなモノになってそーな気がするのはオレだけか。

Simple1500 The 推理 :IT探偵18の事件簿(2002.07.07)


ライトユーザーとコアユーザー、っていうか一般人と逸般人の違いの一つにショップのワゴンセールは必ず覗いてみる、ちゅーのって確実にあると思うんだが、そんなとこで780円の値札を付けられて売られていた一本。

2001年の4月にリリースされていて、此花の最初のヤツとかと一緒に出てるんで店頭では見てるはずなんだけど、何でか見逃してて今回余りにも散臭げなタイトルにビビビと電波が走ってワゴンから保護。つーわけで別ベクトルの期待をこめてプレイしたんだが、これが予想外。実に濃い一本であった。

ゲームは基本的に探偵物推理アドベンチャーの体裁を取っている。主人公は近未来の東京でちっぽけな探偵事務所を開業している、フィリップ・マーロウを尊敬し、競馬新聞と二日酔いを友とする割と冴えないオヤジ探偵。この時代、警察は業務の一部を民間委託しており、そこにこういった私立探偵が刑事事件に介在する余地ができた、という設定である。この辺結構細かいフォローである。
で、どのへんがITかと言うと、事件の依頼から解決までが基本的に全てインターネット上で行われるのだ。
事件依頼は全てメールと画像付きBBフォン(多分)で受け、捜査は現場に出向かず依頼人から送られてくる現場写真などで行う。
この時代のコンピュータにはインターフェイスとして『擬似人格』、劇中では略して『擬人』と呼ばれるものが標準でインストールされている。
これは要するに、人間の会話に合わせた対応パターンをプログラムされたUIで、すごく高度化した任意さんだと思えばいいと思う。

で、当然主人公の探偵事務所にもいるわけだが、まずスケジュール管理や受付(電話応対なんかもこなしてくれる)といった秘書業務を行う『ジニー』。このジニーさん、どっかの宇宙人先生のような感じで結構ハァハァ度高いキャラである。いやこのゲームを紹介しようと思った理由の半分くらいはこのジニーさんですが。

最優先事項よ(違うってば)
ジニーさん


えーとまあ、それはそれとしてそしてもうひとつ、勝手に事務所内のPCに住み着いた野良プログラム(って要はワームらしい)の、検索エンジンインターフェース『賢作』である。ゲーム中はこの2つのプログラムの助けを借りながら事件捜査を進めることになる。いわばアームチェア・ディティクティヴの変格物とでも言うべき設定である。

依頼内容は殺人事件捜査から高校生の暗号解読、そして町内会レベルの話まで舞い込んでくるところがいかにも場末の探偵事務所らしい雰囲気をかもし出している。
ゲームシステムは画面クリックのコマンド総当り。正解が出るまで先に進めないタイプなので基本的にバッドエンドはない。
内容も『推理』といっても『推理小説』ではなくコンビニ500円文庫の『推理クイズ!あなたに挑戦!』という趣で、プレイ時間も全編通しても2、3時間といったところで、まあゲームとしては値段相応に楽しめる。
という風に書くと何のこたーない『ちょっといい安ゲーム』だが、このコンテンツの本当に濃いところはこんなところでにはない。ゲーム中の単なるガジェット(&萌え担当)に思える『擬人』こそが実はこのゲームの大きなテーマなのだ。

『擬人』は、この物語の時点でかなり高度化し、ほぼ見かけ上(コンピュータを通した状態)では実際の人間と変わらない会話ができるところまで来ている。
加えて『ブレインコピー』と言って実在の人物の人格パターンを擬人化する技術も存在し、これは違法行為となっている。

ゲームはタイトル通り単発のシナリオを18本解いていく、という形なのだが全体を通して主人公の探偵事務所が警察からの委託を受けられる正規の探偵事務所に昇格できるかどうか、というのが大きなストーリーの流れとなり、主人公は所轄の江波警部の出す難問を解決し、実績を上げていく。
しかし警察側としては違法な『擬人』を使用している事務所に免許を与えるわけにはいかない。そこで問題になってくるのが、他ならぬジニーと賢作の扱いである。

ワームである賢作はもとより、実はジニーも違法『擬人』の嫌疑をかけられる。ここで物語は、プログラムされた『擬人』とブレインコピーで作られた『擬人』の違い、そして『擬人』とユーザーである人間たちとの心のつながりなんかが事件を通じて描き出されていき、そして、クライマックスのラストのシナリオに至る。

そしてここで描かれるのは、『擬人』が社会や人間心理にもたらすモロモロだ。『擬人』を悪用した詐欺、亡夫を慕うペットコンパニオン型『擬人』から銀行口座の暗証番号を聞き出す、といった事件の捜査にからめてこの『人でないヒト』の存在する社会の有様を垣間見させてくれる。
こーいう思考実験っぽいテイストは、タイトルの『The 推理』にも関わらず、実にSF、しかも富士見ファンタジア角川スニーカーなそれでなく、ハヤカワ文庫の青背的(未満といったとこだけど)な筋の通った、SF読みプレイヤー向きの一本なのだった。
お話そのものはけっこうホロリとさせられるウェットな話なんで、そういう『ちょっといいお話』を読みたいプレイヤーにもお勧めである。ユーザーの死を認識できないペットコンパニオン型『擬人』の話なんかは本当に泣けてくる。ラストがちょっと予定調和的で甘いが、許容範囲だと思う。

むー、これを1年以上見逃してたってのは不覚であった。買ってみてあわててネット検索したらやぱし評判良くて割と悔しかった。
つらつら考えるにやっぱしタイトルだろうなあ。IT探偵という単語の醸し出す怪しさといったら何だか週刊現代とか週刊ポストとかのトンデモ連載企画みたいで『地雷源』と書かれた立て札を立ててるようなもんだと思うぞ。萌えキャラまで揃えてるのに。
こういうタイトルになった事情はわからんではないのだ。一応、このシリーズはライトユーザー向けの位置付け。だもんで、『サイバー』とか『電脳』とかのオタクくさい単語は入れられない。 ましてやSMならともかくSFなんて一般人はわからないよキミィ。世の中アイテーだよアイテーとかゆー極めて団塊オヤジーなノリだったんであろう。でもなあ、やっぱしもーちょっと体を表す名であってほしいよなあ。

明らかに2作目を狙った『引き』になってるのに、2002年6月現在、続編の声を聞かないなあ。2やりてえぞ、つーか実ジニーさん激しく希望(結局ソレか)

ファントムクラッシュ(2002.06.30)


ビストロの続きもやりてえし、ときメガも結構おもしれーし同窓会2買っちゃったしなあとか思ってるんだが何で気付くとこれやってますかママンというのが最近の生活であるところの、ギャルゲーと並んで日本ビデオゲーム界のトラッドであるロボ系アクションゲーム。

『ビストロ・きゅーぴっと』とこれが出たんでやっとジャパニーズなハードになった感のあるXBOX用。あとはガンダムが一本出れば、もうXBOXさんもサシミとナットウがオッケーの立派な日本通のガイジンさんである。メーカーはこのハードでゲームをリリースする限り永遠に『斬・歌舞伎の』という枕詞をつけられてしまうであろう元気。

つーわけで内容を見てみよう。 設定としては、諸事情であぼーんされた2031年の東京で、『スクービー』と呼ばれる有脚ビークルを駆って行う対戦ゲーム『ランブリング』に参加しつつ勝ち上がっていくが、次第にこの『2031年世界』の裏に隠されたダークサイドが浮かび上がってくる、という感じである。
設定で目を引くのが、この『スクービー』が基本的に民生の量産品であり、『ランブリング』自体も一種のスポーツであるという部分で、このためロボゲーにありがちな80年代リアルロボアニメな鬱な雰囲気がないのは美点だろう。
Scoot Vihicle略して『スクービー』は横山”SF3D”宏先生デザイン。『光学迷彩』が標準実装されているというのが一番の特徴だろう。ボタンひとつで透明化して敵のロックオンから逃れるこの装備の使いこなしが大きなポイントになってくる。
て訳でゲーム自体は『ランブリング』をコアとして展開していく。

『ランブリング』は、最大6機参加のバトルロイヤル形式戦闘ゲームで、勝利条件はたったひとつ。とにかく撃破されずにゲートから脱出すること、である。それ以外はどんな敵を何機落とそうが、極端な話1機も落とさなくても構わない。
参加機は1機が撤退すると、他の1機が入ってくるという形で永遠に補充され続けるため、自機のヒットポイントや武器の残弾が許す限り戦闘を続ける事も可能である。
この敵機にはレベルに応じて一機ナンボで賞金が設定されている。で、ゲットした金でこれでロボゲーお馴染みの自ロボのバージョンアップができる。

プレイヤー操る『スクービー』は胴、脚、武器腕、両肩、内蔵オプションのパーツからなる由緒正しいゲームロボで、例によって各々を組み合わせ工作をやるんだが、2002年現在のコンシューマゲーム機の如く、パーツ間の規格が標準化されておらず3つあるメーカー同士の互換性がない。
そのためパーツの種類はけっこうあるのだがバリエーションは思ったほど多くない。パーツごとのチューンも可能だが、基本的に装甲を増やすか減らすかというオプションで、こっちも同種のゲームの中では自由度は高いほうではない。このへんレイヴン出身者とかにはちと物足りないかもしれない。

むろんこのゲームならでは、てのもあってまず一つ目は『チップ』と呼ばれる搭載AIである。
これは、犬・猫・ネズミなど動物をベースにした生体素子で、ロックオンサイトやロックオンアラートの通知の早さに影響する。
また、このチップは敵弾の着弾時に、ランダムで自動的にバリア(完全無敵)を展開してくれるのだが、レベルが高くなるほどこの展開の確率が上がるので、実はパーツのグレードアップより優先してレベルアップしておかないと、あとあと辛くなってくる。
ちなみにこの素子自体には性格がいくつかあって、事務的ないかにもこんぴゅーたーってなのから古館喋りのものまでバリエーション結構豊富である。ゲーム性には直接関わらないんだが、こういうフィーチャーがあると自機への愛着が違ってくるんで嬉しいところだ。

もうひとつ、特徴的なカスタマイズ項目はゲーム中のBGMである。これは、インディーズバンドに持ち歌の提供を受けていて、全部で200曲ほどもありこれを自由に選択、マイベストMD感覚で編集してゲーム中に流すことができる。曲バリエーションはテクノ、ロックからフュージョン女性ボーカルまで一通り揃っており、好みと気分で選べる。
ちなみにギャルゲー者(特にエタメロ/悠久者)向けには畑亜貴が2曲あるので安心だ(何が)。あの不思議ちゃんボーカルをバックにチェンソーやらパイルバンカーといった凶悪系の得物で敵を粉砕するのもまた一興である。

とゆー感じで、ランブリング→カスタマイズを繰り返して勝ち上がっていくのがこのゲームのとりあえずの目的となる。
ランブリングにはエリアとクラスという分けがあって、開始時にはこれが3エリア、4クラス、そしてデーゲームとナイトゲームという都合24クラス。
エリアのクラスを制覇するとエリアランカーの称号を与えられ、エリアランカー戦への参加が可能になる。またそれを制覇すると、ファーストランカー戦への参加資格が得られる、という順列があり、さしあたってはこのファーストランカー制覇が目標となる。
で、このクラス制覇の条件だが、そのクラスに所属するプレイヤーを全員、最低一度撃墜すると、現役のエリアランカーが参戦してくるのでそれを撃破すればいい。
で、上に書いたように『逃げ切ればオッケー』ルールなんでこのエリア制覇は何回に分けても特に進行上のペナルティはなく、極端な話1プレイに1機づつ撃破するって事を果てしなく繰り返しても全然オッケーである。
また、 エリアランカーへの挑戦自体にも特に決まった順序はなく、腕に自信があればいきなり最上級ランクに挑戦することも可能である。逆にクリアしたクラスでも参戦が可能で、機体換えの直後なんかは、低レベルのクラスでチマチマとパーツ費稼ぎなんてのもできる。
実はこのゲーム進行の自由度の高さがこのゲームの最大の魅力である。

上位クラスのクリアを目指す前向きプレイもできるし、小遣い稼ぎに低レベルのゲームに参加して『雑魚ウゼェよ』とか心で呟きながらパイルバンカーで敵をドツき回すダークなプレイもアリである。
ああ、チャロンとかの初心者狩りってこんな気分なのかー。そりゃーハマるよなあ。

ストーリーは一応あるが、クラス制覇の度に進行するような形になっていて、必須イベントみたいなのもない。最近のこの手のゲームには珍しくオレの作った壮大な叙事詩を堪能しやがれみたいなシナリオがないんで、そのへんもひっくるめると実にウィザードリィあたりに近いプレイ感覚である。 ムラマサ求めて9階をさ迷ってたようなタイプの人はどハマリするかと思うが、最近の盲導犬RPGが好きな人には淡白過ぎて食い足りないかもしれない。

実際のプレイでは、フィールドが瓦礫の山の廃墟で障害物やアンジュレーションが多く、また当然敵も姿を消せるんで、注意しないといきなり背後から攻撃をブチ込まれたりする。もちろんこっちも、弾数の制限があるんで地形や光学迷彩を最大限に使って効率良く敵をさばいていかないといけない。
しかし何よりも一番肝心なのは引き際である。『あと一機落としたら』とかゆって、欲をかいてるうちに混戦に巻かれてフクロになってあえなく爆破炎上というせつなさ炸裂の事態にもよく遭遇する。人間腹八分目が一番という定理を身を持って知ることができるという意味で貴重な一本であろうか。

ホめるばっかりも何なんで欠点も挙げておくと、操作感覚がいまひとつ。
操作性が悪い、とかではなく重さ、というかフィードバックがあまり感じられずロボを動かしてる感がかなり弱い。脚部のバリエーションによる挙動の違いがあんまり感じられないてのもあるかもしれない。
なんていうか画面に映ってるのはロボだけど、ホバークラフトかなんかをコントロールしてるみたいな感じ、つうのが偽らざる感想だ。慣れればこーいうもんかつー気もするけど、ロボゲーとしては致命的に感じる人もいるんではないか。このへんにこだわる購入検討中の人は試遊台を探すべきかも。

つーことで他の細かいポイントもチェックしておく。 ビジュアルは見た目地味だが、細かい表現にかなり手間隙がかかっている。これはXBOXでなきゃできまい、ちゅー映像表現が目白押しである。
操作性は1にも2にもXBOXのコントローラに慣れられるかどうかがポイント、つか緊急回避に●○ボタンをとっさに押せるようになるかどうかにかかっている。仕様とはいえ割とムチャな操作系ではある。一応キーコンフィグはあるんだがどーうやってもしっくりこなくて結局元に戻した。デュアルショックでやりてえです。これ。

世界観はウィリアム・ギブスンあたりの80年代サイバーパンクの影響モロかぶりで、ありとあらゆるテキストに振り仮名が振ってあるのはご愛敬であろう。幕間のストーリーに登場するキャラはサイバー+ストリートキッズなファッション。何となく金子一馬画伯風ではある。

ロボ系ファンはもちろん、ロボ系ゲームやりてーけど何となく敷居高そうだなあ、とか思ってる人にも入門編としていいんでないかと思う。とにかく見た目よりも軽く楽しめてしかも中毒度ゴリゴリの良品である。

しかしこのゲームの世界観で最も驚くべきは2031年に至ってもまだ2ちゃんねるがあるらしいっちゅー事であろう。
ゲーム中のモナー軍団(ほんとうにいるんだ)、真剣にウザいです。見つけ次第ゲーム進行無視してパイルバンカー(orドリル)で粉砕してます。最優先事項だとみずほ先生もゆってるしな(言ってないです)。

でもこっちも結構セけえバトルしてるんできっとスレッドで叩かれてるんだろうなあ。トホホ。なんぞと思いつつ今日も新宿のゲートをくぐるオレであった。
Webmaster kimlla(webmaster@damedesu-orz.com)