だ☆めーづ
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おたじ 〜Raod of Otaku/OTAku oyaJI is No Dead!〜
ゲームレビュー

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ビストロ・きゅーぴっと(2002.06.17)


デドアラ3と並ぶXBoxのハァハァ系キラーソフトで、香港製PCゲームの移植版という変り種である。香港といえば、電脳関係では侮れない実力を秘めたお国柄、早速見ていこう。

ゲームの目的は、主人公を世界最高の料理人である『大料理師』にし、かつ登場する13人のギャルとラヴラヴになることである。そのためには、実習として与えられたテナントビル(だと思う)を一流のレストランにする必要があるのだ。このあたりは食の本場、香港ならではの発想である。
この『食へのコダワリ』は徹底している。このゲーム、世界設定は魔法ありーのモンスターありーのよくわかんない王政ありーのの典型的ライトノベルファンタジーワールドなのだが、魔法は料理そのものに潜在する魔力をぶつける(と思われる)『料理魔法』、モンスターも各種食材がモンスター化した(と思われる)『キッチンモンスター』となっている。ああ唯料理論的世界。世界に『光あれ』と言ったのは味皇さまかもしない

もちろん各々のキャラクターのパラメーターにも得意な料理ジャンルが設定されていて、それぞれイタリア料理、フランス料理、日本料理、インド料理、中華料理、ってちょっと待て。この世界にイタリアだとかフランスだとかあるんですか。一歩町から出るとナシとかリンゴに襲われる日本にあまり住みたくないですが。このあたりの世界観の整合とか委細気にしないあたりが、さすが食の本場ちゅーか大陸的おおらかさとゆーか。

というわけでゲーム本編である。
ゲームの基本的な流れはレストラン設営→知名度・収入その他パラメーターをチェックして適宣設備・メニューその他を改善→ステータス増、というチャートとなり、これのお手伝いを登場する女の子にお願いする、という形になる。

お手伝い、とは言っても新メニューの共同開発に始まり、最終的にはテナントビル上層でのチェーン店経営委託まで到るわけで、経営における女の子の占める比重は大きい。これを円滑に済ませるためには当然女の子のラヴラヴ度をアップしなければいけないわけで、いわば合法的性欲魔人プレイを余儀なくされる
。 料理人というよりもどっちかつーとキャバクラ嬢に入れ揚げて挙句にお店をおねだりされる銀座のパパみたいである。
さいわい登場ギャルは、容姿、性格ともにジャパニーズ・ギャルゲーフォーマットに準拠しており、オタクの夢を壊すビッチは出てこないので、そういう意味ではこの手ゲーマーは安心してとっかかって良いと思う。嗚呼デファクトスタンダード。

というわけでレストラン経営だが、何かややこしそうな印象かと思うが、実際は要領さえわかればさほど難しくない。厨房と席の配置(通路が塞がると、その奥にある席はデッドスペースとなる)に注意すれば、とりあえずほっぽっといていい。むしろ重要なのは狩りによるパラメーターアップだ。特にお手伝いギャルのレベルはメニューの品数という経営上非常に重要なパラメーターに影響してくるので、特にゲームの最初期はそちらに傾注した方が効率はよさそうである。
このお手伝いギャルをゲットするためにはまめに外出して顔合わせをするのが肝要である。この部分は、同級生/TLS形式の場所指定移動型空振りありである。また、休日にはデートを申し込めるが、これは断られても好感度は蓄積されていくようなのでお目当てギャルの元にはまめに通いたい。

そうしていくうちに、恋愛感情が強まっていくが、実はこっからの女の子側の攻略の方が難しい。

女の子とハッピーエンドを迎えるにはゲーム期間中たった4回しかない特殊イベントを共に過ごす必要があるのだが、これが自分から誘えず、エンカウントした際に相手から誘ってくるのを待つしかない。イベントの話が出たら、全てを本命の女の子の追っかけに費やす覚悟が必要である
ただし、これが好感度がある一定以上の女の子が全て言い寄ってくるので、これをかわすのがまたひと苦労。その時期になったら本命以外の女の子の立ち寄り先を極力避けて行動しなければならない。完全に浮気してるオヤジモードである。

だいたい以上のような感じで、ゲームとしては結構面白い。一周も5、6時間と比較的短めなので繰り返しプレイもそれほど気にならない。グラフィックは普通に可愛く嫌味のないキャラデザが魅力である。そのキャラを彩るCVも豪華で、まるで声優オタクが書いた企画書のイメージキャストがそのまま通ってしまったかのようなアイドル声優ベタ配役揃い踏み大会である。
ヒロイン堀江、ダウナー川澄、姫様氷上、元気娘千恵巳あたりはともかくオタク眼鏡娘茂呂田になると口の端を歪めて力なく笑うしかないが。
シナリオはぎりぎりキャラ萌えできる程度のレベルのスクリプトはキープされているが、日本の同種のゲームと比較するとかなり淡白である。これは移植に当たってもうちょいボリュームが欲しかったところである。

まあ、そんな具合で総体としてみると、萌えゲーとしてはまずまず水準以上で、やるじゃん香港てな感じである。そっち方面のゲーマーにはお勧めと逝きたいんだが実はあまりお勧めできないポイントも多い。

まず基本的な部分でメニュー類のアイコンやステータス表示に乗った文字がとんでもなく見づらい。これも含めてどうも全体的にVGA出力に合わせた画面設計になっているような感じだ。ひょっとして香港の現地で開発した際に、NTSC出力のチェックをしてない(できなかった?)んでないか。
それからシステム周りの日本語の翻訳が変。新メニューの開発が『創造』なあたりはご愛敬としても、従業員の状態を示すパラメーターが『要素』ってのは悩んだぞ。それを言うなら『要員』じゃないのか。これは明らかに誤訳だろう。あと、ショップから退出するコマンドが『離れる』ってのも意味は通じるがかなり違和感アリアリである。
また、ゲーム中の状態変化のフィードバックも貧弱で、特に問題なのが店の客が怒ったりブーイングしたりして何やら不満を述べ立てるのだが、その原因が具体的にわからないんで対策の立てようがない。
その他にも細かい部分での『気の利かなさ』があちこちに見られて、残念ながら完成度という点で明らかに見劣りするソフトとなってしまっている。
このあたりは明らかに日本側で移植の際に気を配らなければいけなかった点だろう、というか日本のプロデュース要素は何やってたんだ一体。メニューの訳語レベルなんか画面に表示された瞬間にわかるだろうよ。んなトコ手ぇ抜くなよう。これ、ユーザーだけでなく元ソフトの製作者に対してもすげえ非礼だと思うぜ。

というわけで一回目をシナモン王国の雪さん(いいかげんマヨイガから帰って来い>俺)ことスノーと過ごしてエンディングを見損なったわけだが、一周してのプレイ感覚で一番近いのは、実はウィザーズ・ハーモニーとかエターナルメロディとかのそだベンチャー(笑)である。理不尽な難易度も含めて。あの辺が好きな人で、XBoxを所持しており、なおかつコントローラーを叩きつけても安全な環境にあるか、あるいは萌えさえあればあとはどんな事でも堪えられるという方にはお勧めである。

しかし、ふと思ったんだが人猫族(注:どっちかいうとエルフ耳)なんてのがいる世界に日本があったら、憲法破棄して武力侵攻して来そうな気がするにゅ。注意するにゅ>シナモン王国

此花2 〜届かないレクイエム〜 (2002.06.04)

根強いファンを持つイラストレーター、Moo氏をキャラデザにフィーチャーした此花学園を舞台にした推理アドベンチャー2作目。前回のPS・DC版からPS2にプラットフォームをアップグレードしている。
ゲームシステムはスタンダードなコマンド選択式アドベンチャー。主人公・桃井恵とヒロイン・橘美亜子の凸凹コンビが学園で起こる謎の連続殺人事件に首を突っ込んでいろいろと大変なことになる、という相変わらずな日テレ土曜9時ドラマな展開に、今回は美亜子のライバルとなる恵の追っかけ転校生・桜田忍が絡んでますますなんかいろいろと大変なことになるという内容である。

今回の新キャラ、忍ちゃんはクール系でそれに対抗するためか美亜子の馬鹿女っぷりがブーストしてるのがちと不憫ではある。それにも増して犬度がスパークしている恵くんはもっと不憫だが。

つーわけでゲームのインプレなんぞを。まず、アドベンチャーのキモとなるシナリオだが、一本の物語としてみるとよくまとまってはいる。
学園で起こる四大天使の呪いになぞらえたシリアルキラーの『見立て殺人』。捜査を行っていくうちに浮かび上がってくるちょっとムリめの過去の因縁、密室殺人トリックの割とムリ目の謎解き、そして明かされる犯人のかなりムリ目の動機といった趣向だが、今回は大人側の協力者をちゃんと絡めており、前作ほどの不条理感はない。
推理モノとしては正直どうよ感はあるものの、ライトノベル系の学園殺人素人探偵モノとしてはまずは無難なつくりというか誰かが謎は全て解けたとか真実はいつもひとつとかアンジェにおまかせとか言い出しゃしないかとかハラハラするようなベタっぷりで、とりあえずはあんまり心配せずに、楽しく遊べる。
シナリオはんなもんなんだが、ゲームとしてみると難易度は結構お高め。トゥルーエンドに達するには結構なバッドエンドを拝むハメになるかと思う。プレイして3回くらい逮捕されるわ美亜子家出して戻って来ねえわ刺されて死ぬわのエンドを見させていただいた。

だもんで、同発の攻略本見たらちゃぶ台ひっくり返し級のフラグとか手順をちゃんと踏まなきゃいかん部分が結構あったりするんだコレが。これからプレイする人に一応アドバイスしておくと、『謎解きより人間関係』重視である。実はフラグの比重はそっちの方が大きい。あとオンリープレイ禁物な。

ただこのあたりの意地悪さってのは、デジタルノベルの同義語になる前の『アドベンチャー』のテイストがムンムンなわけで、個人的には嫌いではない。そういう意味では半角カナでカベタタクとかドアアケルとかしてた古手のゲーマーにはかえって楽しいんではないかと思う。
逆にノベル系ゲーのようなわかりやすさやはないし、シナリオ的にも泣きとか癒しととそういった要素は皆無なのでそっち方面を望む人にはお勧めできない。
どっちかつうとお話よりも攻略を楽しみたいプレイヤーだったら、お手ごろなお値段(3800円)でもあるので、値段相応には遊べるかと思う。

ちゅーわけで細かいポイントチェック。
システム的には既読スキップ、どこでもセーブ、CG閲覧機能など必要な機能は一通りそろっており、ゲームのテンポもよく、とりあえずソフトウェア的なストレスはない。ただ、上記のようにフラグ立てがキッついソフトでセーブポイントが5箇所のみってのはちとひどいぞ。→6.30追記:これ勘違いでした。最大20箇所までセーブできます。メールで指摘いただきました。すいませんでした。足らんのは変わりないですが(^^;
CGはキャラデザのMoo絵からちょっと離れ気味だけど、これはこれで可愛い。ただシナリオのシチュエーション的に萌え要素皆無なんで、ちと勿体無いかも。後やっぱ、女の子ゲームで制服着たきり雀は寂しいっす。ご褒美グラフィックでもいいから私服とか水着とか拝みてえぞ。
それから、ほんっとーに細かい点だがテキストのスクリプト分かち書きや禁則処理がきっちりとされているのが好感大。ノベル系、と言われる作品でもないがしろにされることが多い部分なんだけど、読みやすさに直結する部分なんで他のソフトでももう少し気を使って欲しい部分ではある。

最後に、ちとネタバレになっちまうんだけどひとつだけ言っておきたいことが。
このゲームのシナリオのメインには実は『いじめ』の話が絡んでるんだけど、どっちかつーとイジメられる立場だった身からするとちょっと扱いが粗すぎないか、ちゅー感じがする。別にこれはこのゲームだけの問題じゃないんだけどね。
これはもう全然ゲームがどうのって部分とは無関係な部分で、言うだけヤボな話でもあるのはわかってるし、言い出したらキリがないオレ意見でもあるんだけど、少なくとも今現在、プレイヤーの中に同じ立場の人間がいるかもしれない事象をあんまりストーリー中のアイテムみたいに扱う(ようにみえてしまう、と言うべきか)っつーのはちょいと配慮が足らんか、とも思う。
好きなゲームだけにちと苦言。

しかしなあ、半年で6人、人死にが出てるって物騒だよなあ此花学園。劇中の言によれば、リストラしたらしいんで、この件で生徒へって次回作では廃校になってやしないか心配である。

※6/6 誤記修正

水月(2002.05.13)

いろんな所でいろんな人を萌え壊しているF&Cのあんまし期待されていなかった4月26日決戦投入ソフト。

カタログスペックを上げておくと、ジャンルは葉っぱ系のビジュアルノベル。登場ギャルはメイド、眼鏡、幼馴染(兼巫女)、ダウナー系、擬似幼女ととりあえず一そろい。主人公は目覚めたら事故の後遺症で記憶喪失になっていて、前述のメイドさん以下のキレイどころが回りにウハウハいて何かしらんがモててる、というまあギャルゲーではよくあるシチュエーションである。ただしシナリオはそうオ気楽ではないが、というかはっきりとダークで重い。あんましノベル系のゲームプレイしてないんでわからないんだが、メインシナリオのトゥルーエンドで主人公の死が暗示されてるってのはそう多くなかろう。癒しとかきぼーんの人にはあんまりお勧めできない。

重大ネタバレにならない範囲でちと語ってみる。シナリオは基本的に現世編と常世編とでも言うべき2ルートで、このルートを行きつ戻りつするような形で同じ時間軸上のイベントを各キャラクターごとの物語としてパラレルに巡ることになる。このうち、『現世編』側のキャラクターのシナリオは割と一般的な恋愛系ノベルの趣で、ほどよく萌えられるが世界観の謎がかなり放りっ放しになる。やはりメインとなるのは『常世編』だろう。 この『常世編』は流れ的に主人公が『現世』側の住人を裏切りつづける形になるため、精神的には結構クる。このあたり、アイデンティティを喪失した主人公が、葛藤から一種狂気へと陥っていく様が克明に描かれていて非常に『読ませる』シナリオになっている。実生活で凹んだ時とかあんましプレイしたかないけどな。
とまれ、シナリオというか物語重視のプレイヤーはプレイして損はないと思う。ただし前にも書いたとおり全体のトーンは非常にダークであるんでそのへんは要覚悟である。

このダークさをいや増しているのが、ストーリーの柱となるネタである。うっかり扱うとゲーム自体がすっ飛びかねないような話で、よくこんな大手でゴーが出たもんだと思う。詳細は書けないけれども、プレイ後に興味が湧いたら『三角寛』とかでGoogle検索してみるといいぞ。無論ゲーム中ではヤバい部分には踏み込まないようになっているが、よくやるよなあ。

で、だ。この『常世側』キャラの一人のシナリオでは途中で『現世』側に復帰する選択肢もいくつか用意されている。ここで主人公、つーかプレイヤーは現実を選択するか夢の中で生きるかの二択を迫られる。あっち行っちゃう方が幸せっぽいあたりこれって実はオタク人生ゲームでもあったりしますか。オレは当然あっち行きました。さあ、みんなでレッツマヨイガ(謎)。

ちなみにタイトルの『水月』はこの『あっち側』の象徴でもある。水面に映る月のようにそこにあるように見えても、けして手の届かない美しい世界。そこに行くことを選ぶことは果たして最良の選択なのだろうか、という問いかけでもあるのだろう。

システム的にはごくごく普通のノベル形式アドベンチャーで、プレイ感は良好。問題となる部分は見当たらない。ウチのプレイ環境が割と安物のせいか、シーンによってはグラフィックにオーバーラップするテキストがちと読みづらい部分があったんでフォントの色調節が欲しかったことくらいか。
難易度は、かなり早い段階でキャラクターシナリオの分岐があるのでそこを逃がすと、結構バッドエンドを見る。何も見ないでプレイするのなら最初の一回はバッドエンド覚悟で各ルートを見て回るのも一興。
音・絵・テキストの各マテリアルは全て水準以上。ボイスはないが特に気にならない。テキストは言葉の扱いがかなり丁寧で、時間をかけて練り込まれているのが伺える。グラフィックはエロシーンも含めて美麗。ただし好みは別れるか。
ただエロシーンに全キャラ共通の妙にマニアックなフィーチャーが仕掛けられてるのはなぜ。ひょっとして笑うところか。 あと印象的だったのが男友達の庄一がこのテにしては珍しく、ゲーム中で一番の人格者であること。一番カワイソウな役回りでもあるんだが。ギャルゲーやってて男に幸あれとか思ったのって始めてかもな。

つーわけで、ネタがネタだけにコンシューマに行くかどうか疑問の余地ありありなんでプレイするなら今のうちだろう。うっかりPS2に移植されて『ウォータームーン』とか長渕剛な改題されたらすっげえイヤだと思うのはオレだけか。

サクラ大戦4 恋せよ乙女(2002.03.30)

歴史にifは禁物、てーのは良く言われるけどドリームキャストが後1年保ってくれてたらどうなったろう、という想いがちょっと駆け巡ったりもする、おそらく最後のセガ純正DCソフトである。

基本的には前作サクラ大戦3追加シナリオという趣で、新しい趣向は最終決戦時にオレ華激団が編成できる、という一点のみであるといっていい。
ちゃんとプレイしても1周8時間ほど。これまでのゴージャスなつくりからするとかなりコンパクト、というかきっぱり言うとボリューム不足の感は否めないが、エンターテインメントとしての基本は相変わらずしっかり押さえてあるので、何やかや言っても楽しめるのもこれまた変わりなしであって、まさに有終の美を飾る一本であると思う。
いや、思うのだがどうもそこここに細かい違和感があるよなあ、とか思いながらプレイしていて、最終盤に至ってやっとそれが何なのか気づいた。

これ、すげえ分別くさいのだ。

ギャルゲーやってて、『結婚して家庭を作るのが一番』みたいな事言われたかないよなあ。殊に総帥には。
『この夢がずっとずっと続いて欲しい』がテーゼだったサクラでそりゃあねーべよちゅーあたりどうもチクチクとひっかかっていたポイントだったのだ。
そういう意味では、実は今回もうひとつテーゼの大転換が行われている点がある。これまでの1から3までは、基本的に『孤独だった登場人物たちが花組という居場所を見つける』物語だったのだが、この4は正反対の『それぞれのいるべき場所に戻っていく』物語だ。それは仕事場であり、両親であり、そしてたった一人のパートナーの許だったりするわけで、そう考えるとこの『サクラ大戦4』の意味付けがはっきり見えてくる。これは卒業式なのだ。花組と、そして我々プレイヤーの。だからこそラストは花組の解散を暗示したものとなっているのだ。

そうなるとまあ、校長先生としちゃ訓示の一発もタレたくなるのは理解はできる。特に総帥とは年齢的に近いだけにいい若いモンに説教したくなる気持ちとか、言いたいこととかはわかる。
けどなあ。やっぱり卒業式は慣れ親しんだ友人たちとゆっくり別れを惜しみたいんだからそこにあんましクドクドとお言葉をたまわりたかぁないよねえ。このあたり、制作期間の短さが調整不足として露呈してしまった感がある。せめてエピソードがもう2つほど積めればメッセージをもう少しスマートに伝えられてのではないかと思う。
死んだコの歳を数えたってしょーがないのはわかるのだが、そうなるとやっぱりDCの夭逝が惜しまれるばかりだ。

と、まあこっちもついクドクドとお小言を垂れてしまったが、まとまりのよさではやはり一級品だろう。システム的には前作でストレスの元だった光武の交通渋滞が完全に改修されていたり、戦場マップの俯瞰スクロールができるようになっていたりと細かいポイントでの改良はぬかりがない。相変わらずメルたんシーたんかすみたんたん由利たん椿たんかえでたんはオとせないが。

グラフィックは、帝都組がちょい『違ってる』のは確かだが、これ間に劇場版の絵を置いて脳内モーフィングかけると割と納得いくぞ。まあさくらさんももういいトシだしねえ。

もうひとつ、今作は声優さんたちの熱演が特に目立った。特に劇中劇の『ああ無情』での役者っぷりはさすがとしか言いようがない。プロの仕事を堪能すべし。

最後に、複数回プレイを目指す人にひとつだけアドバイスしておくとさくらヒロインシナリオはオーラスに回したほうがいいぞ。
すんげえキレイにハマって気分的に『終わり』感がすげえ強くなるんで2周目以降をプレイする気分にならないんだコレがまた。誤算。

上記のような理由で再プレイ未定なんで誰かこっそり教えてほしいんだがコクリコシナリオってやっぱり犯罪ですか。はじるすですか。


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