だ☆めーづ
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おたじ 〜Raod of Otaku/OTAku oyaJI is No Dead!〜
ゲームレビュー

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斬・歌舞伎(2002.03.03)


いろいろと話題をまいて登場した天下のMSのXBOX。成功の鍵を握るソフトのラインナップはデドアラ3、鬼武者、ジェットセットラジオなど結構スカしたもんが並ぶ。『ねずみくす』は気の迷いだよね。きっと。

そんなラインナップでも逃れられないハード立ち上げ時には必ず開発意図不明のソフトが一本出るの法則。
スーファミで言うとボンバザル、メガドラで言うとおそ松くんにあたる一本が、この、かの『元気』開発の『斬・歌舞伎』である。

元々本国での立ち上げのときにも出ていた一本で、一種の確信犯的バカゲーとして作られている。その狙いは見事に命中していると言える。ただし、スナイパーライフルと間違えてスティンガーミサイルを使ってしまったようで、必要以上の破壊力を具えた一本になってしまったようだ。

一応ジャンルとしては、武器持ちポリゴン対戦格闘。軸移動のないジャスティス学園系列である。操作系はかなり特殊で基本動作は攻撃・ジャンプ・前転・防御・投げ。これに『見得』(要はSNK系格闘の超必ゲージ溜め)、と必殺技ボタンがある。一般的な対戦格闘と異なってコマンド入力式の技は無く、基本的にボタン連打で何とかなるタイプ。とりあえず空中コンボのシステムも用意されているが、まあ基本的にアメリカ向けのソフトなんで難しい事を言ってもわからないと思ったのだろう。

ストーリー設定は・・・えーと『江戸時代の歌舞伎役者が、実は真剣で戦っていた』ということらしい。いやマニュアルにも本編中にも特に世界設定の説明は一切無く、いったい何ゆえ彼らが衆人監視の舞台上で命のやり取りをしてるのかは本気で不明。まあ基本的にアメリカ向けソフトなんできっと難しい事を言ってもわからないと思ったのだろう。

モードはいくつかあって、まず双六風のストーリーモード、それに普通の対戦格闘ゲーム風のモード、お約束の対人戦モードが基本的なモードである。
とりあえず操作方法をつかむため、アーケードモードをプレイしてみよう。さて、通常対戦格闘のキャラセレ画面では1P側のカーソルが主人公格のキャラ(スト2で言うとリュウ、餓狼だとテリーみたいな感じで)のデフォルト位置になっている。とりあえず、デフォルトキャラを選んでみよう。キャラ名は『定九郎』。なんかゴージャス松野を思わせる風貌に不安が走るが、一応マニュアルでキャラ設定を確認してみる。『親に勘当されたちょっと小粋な悪党』。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・『ちょっと小粋な悪党』が主人公なのか。いや小粋というからは生き様がカッコいいのかも知れぬ。続きを読んでみよう。
『山賊となり、人を斬っては金銭を奪っていたが、最後は猪を追う猟師に誤って撃ち殺される
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・なぜこいつをデフォルトキャラにするのか。
いや皆が皆こんなんじゃなくて、『愛敬たっぷりの好色漢』とか『勇敢でひたむきな人物』とかがいるのにボタン連打でこいつが選ばれるのはイヤすぎです。
それから何で殺されたと断言されてるやつが平気で舞台に上がって役者やってるのかが謎。要はこういう設定の歌舞伎の登場人物がいて、実はワールド歌舞伎ヒーローズみたいな設定なようなのだが、それは『役者』とは言わないと思うぞ。

まあそういった釈然としない部分は置いといて、ゲームを始めてみる。キャラ登場。一応歌舞伎らしく、奈落から上がってきたりするのが楽しい。
で、このキャラなんだがこのゲームの3Dポリゴンでキャラ、これが実在の歌舞伎役者をモデリングしてるわけではなく、浮世絵の役者絵を3Dキャラとしてモデリングするという事をやっている。
それはそれで面白い試みだと思うが、実際に画面で見ると単にフリーキーな人にしか見えないのは誤算だったかもしれない。モデリングやモーションが割とよくできているだけに、動き出すと破壊力抜群である。

ゲーム自体は対戦格闘としては大味。一応『見得』を切っておひねりを貰うというフィーチャーを前面に押し出しているが、システムとしては単なるゲージ溜めでしかなく、結局相手を弾き飛ばして距離を置き、超必ゲージを溜めて一発大ダメージというのがルーチンとなる。

基本はこんなところである。ここで、このゲームのメインであるらしい『旅興行』モードをプレイしてみよう。これは要するに双六式に東海道53次を移動し、行く先々で興行(バトル)を行うというもの。移動コストがバトルモードで得られる『おひねり』によって支払われるため、ここでのバトルでは『見得』をうまく切ることも意識しなくてはならない。
CPUプレイヤー3人を交えてゲーム開始である。とりあえず、コマを鶴見あたりまで進めてみる。ここで地元の一座とバトルになる。どうしてかとか聞かないように。各一座のチーム編成は3人で、バトルはその代表同士の対戦となる。
バトル画面が開き、キャラ選択である。自軍キャラは・・・・黒衣×3。敵キャラは白衣×3。

それは根本的に何か違うのでは。だいたい役者じゃないし。
この黒衣、キャラセレの顔グラフィックが恐怖新聞を持ってくるポルターガイストみたいで真剣に怖いです。パッケージに書いてあった『ホラー。その他のグロテスクな表現』ってコレの事か。


まあ、バトルを開始してみる。黒衣と白衣の得物は竹刀。見得は切れるが超必はなし。浮世絵を背景にした豪華な舞台でひたすら竹刀でポコポコ殴り合う黒衣。何かのコントかこれは。少なくとも歌舞伎じゃねえ。
こんな舞台に大判小判をおひねりで投げ込んでくれる東海道の住人のバブルっぷりが素敵ではある。

このモード、人がいないと他のプレイヤーをCPUが担当するのだが、このCPUの戦闘結果がいちいち表示され、それがスキップできない。それはそれでまあしょうがないとして、その間、SEでいちいち『いよぉーーーーーーっ』という例の掛け声が事あるごとに鳴るもんで、やかましくてしょうがねえのは何とかしろや。

というように、全体にステキ要素がいっぱい詰まった一本だが、目のつけどころは悪くなかったと思う。登場キャラクターにしても、この手にありがちな『インチキ日本』ではなく、ちゃんとした歌舞伎の伝統にのっとっていて、『歌舞伎』の面白さをゲーム化しようとする志は伝わってくる。『見得』を中心にして『カッコよく闘う』という事を煮詰めていけばそれなりに面白くなったかもしれない題材ではあるが、中途半端にバカ対戦格闘に振ってしまったのが敗因だろう。

まあ、外周が削れても特に惜しくないんで、本体の動作確認用ソフトには最適だろう。

バーチャファイター4(PS2版)(2002.02.11)


何やかや言ってもセガのキラーアプリの一本で、さすがにコイツだけはPS2にしか持っていけなかったろうなー、と思える元祖にして本家ポリゴン格闘ゲームである。

ゲーセンの4は稼動始まったあたりに朝一でお試しプレイした途端に乱入秒殺食らって以来、もうオレのゲームじゃねえと思ってあんましマジメにやってなかったんで、まあおうちゲーならCPU戦何とかなるだろーってな具合で買ってみた。
上のような状況なんで、移植度はよくわからないが少なくともパッと見で違うってトコはない。プラットフォームが違うからひょっとしたらフレーム単位でのアクションが微妙に異なってる可能性はあるが、そんなことが気になるレベルの人がタラタラ家庭用でプレーするとは思えないんで、完全移植と言ってよかろう。

というわけで移植モノとしては及第点だが、やぱしこーいうアーケード現役モノの場合は付加価値である家庭用オリジナル要素が重要なポイント、つーわけでそのへんを見てみよう。

残念ながら、というか当然というか通信対戦には未対応である。まあ現状の通信環境のレイテンシでは実装してもいい評判が得られるとは思えないんでこれはこれで正しい決断だろう。
その代わり、というわけではないだろうが家庭用バージョンには『KUMITE』というモードが追加されている。これ、簡単に言うと延々と乱入のかかるCPU戦、というモードで、それだけだったら単にタルいだけなんだが、これが実にゲーセンっぽいモノになっているのがミソである。

アーケード版VF4の仕様にカードシステムがあるのはご存知だろう。対戦の戦績その他を専用の磁気カードに記録し、それによって段位などが認定され、いいところまで昇ったところで家に帰ったらカードが折れてて死にたくなるというシステムである(ちょっと違う)。
この『KUMITE』モードで登場するCPUはこのカードシステム使用者を模した思考ルーチンが搭載されている。
各AIはそれぞれ段位と勝率を持っており、こちらもそれに勝つことによってアーケード同様段位の認定がしてもらえる。相手はこちらのレベルに合った強さの敵が出てくるのでいきなり先に進めない、ってこともあんましない。
このAI連中、ちゃんと設定パラメータなりの動きをしてくるのがミソで、低レベルの相手はガードはロクにできねえわ遠間でスキのデカい大技振り回すわでもうダメダメなんだが、段がついてくると、当身を取ったり大技の誘いにかからなかったりとさすがに付け焼刃ではキツくなってくる。
このあたりのサジ加減がよくできていて、ゲーセンでCPU戦はやり飽きた、って言うヘビーユーザーでも楽しめる部分であろう。このモードのために買ってもいいかもだ。

という所なんだが、実のところこのモードがバーチャルなゲーセンたり得てるのはその鋭い思考ルーチンだけではない。この、乱入してくるAI連中には、当然それぞれプレイヤー名称が付与されているのだが、この名付けセンスのステキさ加減もこの街ゲーセン感覚に大きく寄与している、といえる。
曰く、『女子高生サユリ』だとか『ビッキー村長』だとか『ネコどんぐりニャー』とか『怪盗ダバダバ』とか『戦闘力100%』とか、もーアレ加減が香ばしい連中ばっかり。
なんかプレイヤーの容姿が想像できちゃうもんなあ。あとなんか『閃光者』てのもいるらしいな。もーオモシロ人間さんだね君って。
もしVFネットのエントリーネームから拾ってきた実名さんだったらごめんなさいで、もちろんウケ狙いってのはよくわかるんで実際のプレイヤーの方々の人格とはちげぇよってのも充分わかってるんだが、今ゲーセンで流れてるVF4全国大会のベスト3にいるバイアグラウさんって、全国津々浦々のVF4筐体で名前晒されてほんとに後悔してないのかとか思う今日この頃である。

まあ世の中にはいろいろな人がいるねえってところで、大人なまとめ方をしておくが、他にもボコったヤツ(しかも弱ぇ)が連コしてくることがあったりて、このへんのウザげな感じも街中の対戦場をよく再現してると思う。これで勝ったときに相手が筐体を蹴ったりすると完璧かも(をい)。

ソフトウェアのつくりとしては、プレイヤーキャラをカスタマイズする画面が若干不安定なのが気にかかる。また、今回は特にPKGボタン同時押しコマンドが多くてやっぱりデュアルショックだとキツい局面が多いんで、ジョイスティックありの方がいい。

対戦してよし、ウケとってよしで、実に接待用に一本ではある。


THE イントロクイズ(2002.02.11)


もうほとんど何が『The』なのかよくわかんないSimple1500の1本。

内容はまあ、イントロクイズだよなあとしか言いようがなくて、曲のイントロが流れるからわかったらボタン押しで選択肢選び、ってことしか言うことはない。パーティゲームとしての性格が強く、四人まで同時プレイ可能のモード付である。
といっても友達とかがいないオレがここにいるわけでそれなのにこういうもの買ってしまうのはどうよとか思いを巡らすと怖いことになるんで、とりあえず一人遊び用の『ツアーモード』をやってみる。

これは世界各地を転戦しながらイントロクイズを勝ち抜いていくもんだが特に土地柄でクイズの傾向が違うなんて事はない。ただクイズの解答権をゲットするのが早押しだけでなく、連打でパワーゲージ溜めになったり、タイミングバー合わせになったりしてとりあえず単調になるのを防いではいる。
というわけでゲームを開始すると、ネームエントリーとゲーム上の自キャラグラフィックの選択になる。この自キャラのグラフィックに、どう見ても京都方面の黄色ネズミに突起を増やしたヤツ


がいるんだけどいいんかそれ、と大陸的な著作権感覚に敬意を表しつつ、第一ステージ。
実は自慢ではないが、オタクでオヤジなんでここんとこのヒット曲なんて全然わかんない。宇多田や浜崎や娘。ですら怪しい。こんなんで1000曲も収録されているという問題に対応できるのか教えてRainbowとか不安を抱きつつ開始するが、結果から言うと全然平気で、初回でラクラククリアできちまいました。

実は、問題の演奏中に、ヒントとして画面左下に『男性歌手』『女性歌手』『グループ』とかジャンルが出るんだが、選択肢が全曲から選ばれるため、消去法でかなり簡単に正解を導き出せてしまう、つかジャンル『女性歌手』で選択肢が『赤いスィートピー』『ドリフのズンドコ節』とか出て間違うヤツはもし日本が100人の村だったら1人の体内のミトコンドリアぐらいではないのか。また、選択肢も同じモンが比較的短い間隔で何度でも出てくるのもこの消去法有利に拍車をかける。

全編この調子なんで、曲が特にわかんなくてもとりあえず解答権を確保しておいて消去法でいっちゃうと、ほとんど正解できてしまう。実際問題、連打で解答権を得るタイプのクイズだと、曲を判定してから連打しているとほぼ確実にCOMプレイヤーに解答権を取られてしまうため、この消去法でポイントを取らないとクリアがかなり難しい。

で、ここまで来て沸きあがる大変素朴な疑問なのだが、これゲームとしてイントロを流す必要がないのでは。

まあ曲自体がデータ量の関係か、音源が非常にワビしく、アキバの若松通商の前の路上で1枚50円とかで投げ売られてる3世代くらい前のCDカラオケ並みの音なんで、多分知ってる人が聞いても曲を判別できる可能性はかなり低いんでソレはソレでいいのかも。

で、だ。まあそんなこんななんでアレだが、先にも述べたとおりこれは4人で遊ぶ前提のパーティプレイゲームを一人さびしくプレイしてるからであるからこそ、なんでフルメンバーで遊ぶとどうにか楽しいんだろう、と思う。きっと。

そう思って、複数人プレイの場合説明をマニュアルで読んでみる。
これ、意外と親切なのはコントローラ2つで4人プレイをするための仕様が実装されている。で、そういうプレイをする時のマニュアル指定のコントローラ操作が以下のとおり。




いやずいぶんゲームいろいろやってきたが、ここまで珍妙な操作指示ってあんまりねえぞ。

コレに従って操作すると何か人間関係に致命的な痕を残しそうな気がするがどうか。あ、一応マルチタップ対応なんだけど、コレのために買うってのもなあ。

まあ、そーいうもんでモノとしては、1500円相当品ではある。というかパーティの前日に買って、一晩ひとしきり遊んだらそのまま翌日中古屋に持っていって牛丼代にしてしまっても何ら惜しくない稀有の一本であるといえよう。

なお、ソフトウェア自体の素性は良好で、問題のロード時間や反応などの部分では特にストレスを感じる部分はない。こういうノリで盛り上がるソフトとしては間違いなく美点であろう。

とりあえず桃鉄あたりだとヘヴィかも、という客層を家に招く場合は購入候補に入れてもいいんではないかと思う。というかそれ以外にお勧めできるシチュエーションはない。
ひょっとしてオタクには無用?

Webmaster kimlla(webmaster@damedesu-orz.com)