おたじ 〜Raod of Otaku/OTAku oyaJI is No Dead!〜
ゲームレビュー
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Catch!〜気持ちセンセーション(8.15)
いやあ。オレにはクリア不能(涙)。
あの飯島健夫(ここで(苦笑)とか入れたくなる人は年季の入ったパソゲー者である)のパンドラボックスが廉価(1900円)で出した恋愛ゲーム。仕様はここ。とりあえずプレーイ。
まず、起動するとお約束のOPアニメ。
・・・・えーっとなんかヘタレてるんですが。上手いとか下手とかでなくヘタレてるとか言いようのない曲と絵である。激しく不安になったが、メインタイトルで出てくるゲーム本編のドット絵はちゃんと可愛く描けてるいたのでまあ安心した。ゲームシステムは、とりあえず、TLSフォーマットの移動回数制限型のフラグ立てADVらしい。
物語はこうだ。
あこがれの同級生と同じ高校になんとか入学した主人公。しかしその前に現れた謎の少女。彼女は100年前に、彼の曽祖父に敵の手から救われた曾祖母の遺言を守るべく現われたくノ一の少女だった、って100年前って明治時代だぞ。どーいう一族なんだ。
ここまででも充分にアレであるが、それに続く物語がさらに凄い。主人公の入学した高校は、なぜか女性至上主義者の美形の生徒会長が牛耳っており、ひょうんなことからその体制に反旗を翻すことになった主人公に次々と送られてくる刺客!・・・そこ帰らないように。
こうして書き出すとコミックゲーメストの残留思念にシナリオライターが憑依されたみたいなストーリーであるが、珍しいことに(っていうかこれしか知らないんだが)テキストに3人称のナレーションが挟まるので、割と他人事っぽく楽しめる。本名プレイすると余計なお世話なナレーションが多いんで腹立つかもしれんが。
で、その刺客との勝負ってのがミニゲームになってて普通だったら負けても好感度が落ちるだけとか後日挽回のフォローとかがあるところ。しかし、ここでどんでん返し。実はミニゲームに負けると即ゲームオーバーというシビアなシステム、つーかこれひょっとするとミニゲームがメインでギャルとラブラブの方がオマケですか?
このミニゲームがまた、けっこうな難易度でオレは2番目の体育系ねーちゃんとの障害物競走でボタン連打がついていかずに挫折しました。
全体的な作りは割と雑で、特にADV画面でのレスポンスが必ずワンテンポ遅れるのは完全なマイナスポイント。また細かい話だが、音声を途中キャンセルするとノイズが入るのも気になる。推測だがこれ多分画面表示とかをありもののライブラリを流用してるんではないのか。まあ工期とコストをそういうとこで削ってるんだろうが。
1900円相当の出来と言ってしまうと身も蓋もないが連射能力に自信があればセチグラ2よりも確実に面白いので買ってもいいかも。え、オレですか?PARのコード待ちます(涙)。
ところで、この天然ボケくノ一しずくってどこぞで見たことあると思ったらひょっとしてエタメロの若葉の転生体じゃねえのか。性格も似てるし。若葉萌えのヒトにもちょっとオススメかも。
すてきなサムシングにゅ・・・
まあなんちゅーか、プレイしてると妙にクールダウンする上に、時折ぼそぼそツッコミを入れている自分に気付く。人格がぷちこ化していくぞ。このゲーム。
つーわけで、1周もつかどうかわからんのでとりあえず中間報告。
システムは「同級生」フォーマットの定点イベント型アドベンチャーゲームで、例のプロデューサー氏が御自らメインシナリオを書いたらしい。そのせいかどうかわからないが、どうも「メインシナリオ以外はどうでもいい」と仕様書に書いてあったのではないかと思われるようなソフトに仕上がっている。
とりあえず起動。OPアニメ。・・・・気分良くゲームを進めるために見なかったことにする。とりあえずグラフィックと音楽は水準をクリアしている。前作で原画の雰囲気とやや違っていたドット絵も、プリズマティカリゼーション以上の完成度になっている(違う)。
だが、ゲームをやっているうちに気付く。どうもこのゲーム、メインシナリオ以外のフラグ制御をほとんどやっていないらしい。
たとえば、星野明日香と知り合っていて、山本るりかと知り合っていない状態で明日香と街で会って話をする。その直後、CDショップで明日香のCDを見ているるりかを見つけた主人公が、そのCDを見て
「星野明日香。知らないアイドルだな」
おまえさっき、会って話してただろ。
その他にもカミュの異邦人を10冊以上買ってる七瀬優とか、5回以上CDショップで万引きと勘違いされる保坂美由紀とか、杉原の真奈美ちゃんに至っては、同時刻に2箇所でイベントが設定されていて、ひょっとしてこのヒト本体は寝たきりでうぐぅとか言って鯛焼きを食いだすのではとか思ったぞ。
また、同級生型のゲームではイベントとイベントの間をどうやってもたせるか、がゲームデザインとしてひとつのポイントだと思うのだが、このソフト何もデザインしてません。
そもそもカレンダーが休日の概念が存在しない納期前のプログラマー仕様のため、メリハリも何もあったもんではなく、当然デートに誘えるわけでもない。一応アルバイトのシステムがあるにはあるのだが、それもイベント扱いで特定のシナリオポイントでしか選べないのだ。
その結果、必須イベント(約3日ごと)の間は上に書いたようなある種の病に罹患した方々の介護をしているような錯覚に襲われる不毛なエンカウントが唯一のイベントというひたすらかったるいとしか言いようがない仕様となってしまっている。(どうも攻略記事などを読むと、上手く女の子との出会いを調整すると、ほぼ連日別々の女の子のイベントが起きるようではあるんだが)。
他にも、何やらG'sを買ってくださいと言わんばかりのマニュアルとか、もうメインシナリオとかキャラがどうのこうのいう以前の問題。ここまでユーザーに対する誠意を感じないソフトというのも珍しいのではないか。
ダメなゲームっていうのにもいくつか種類があって「いっしょうけんめいやったけどダメでした」っていうところが見えるのは、とりあえず許してあげようかという気にもなれるんだが、このソフトに関しては明らかにユーザーを小馬鹿にしているという一点で許しがたいものがある。
いやな、別に心の底でクソオタども氏ねとか思ってて匿名で掲示板に書いてたりしたって別に構わないんだがな、それを顔に出しちゃいかんだろう。社会人なんだからさあ。
しかしなあ、半年納期遅らせてこの程度の品質で許されるのかあ。何か彼の人に
弱みでも握られてるのかなあインチャネ。
「ちっ。腐ってやがる」(from 「風の谷のナウシカ」)
同名のイメクラをモチーフにした恋愛シミュレーションで、よく18禁ゲーを評する時に「Hシーンの必然性」が問題になるが、これはその点では非の打ち所はない。いや、あって欲しかったんだが。
内容はとゆーと、就職が決まらず実家に戻ることにした主人公が、たまたま訪れた聖コス学園に感動し、帰省までの2ヶ月をお店の女の子ねんごろになることに費やそうと決心する、という、主人公のモチベーションがゲーム史上最も感情移入し辛いと思われる設定で、ゲームシステムはまんま「ときメモ」であるといっていい。いや女のコの好感度アイコンがクリソツなのはさすがにマズいと思うんだが。
ゲームはバイトでパラメータ上げ&金を稼いで女の子を指名して適当に仲良くなったらデートしてご機嫌伺い、といった感じで進む。ちょっと特殊なのは女の子に会うのに原則的に「予約」が必要なところで、この予約が前日しかできないため、目当ての女の子と遊ぶためには、バイトのスケジュール(当然軍資金も稼がなければいけないので)なんかを上手く調整する必要がある。このへんが、ゲームシステムとしてはキモであろう。
いや冷静に考えると「風俗嬢に貢ぐために日銭を稼ぐ無職青年」ってダメ度極まった男のような気もするがどうか。
で、学園でプレイヤーを待っててくれている女の子はどうか。グラフィックはスタンダードなギャルゲー絵で、そこそこ可愛い。一応、キャラクターは学園に在籍している女の子をモデルにしているというフレコミだが「眼鏡っ娘で物静かな文学少女」ってあんまりイメクラ嬢になろうと思わないような気がするのだがほんとにそうだったら、いつか会いに行きますのでごめんなさいほのかさん。
この娘に限らず、キャラクターは典型的な恋愛ゲームのパターンで、正直イメクラを舞台にした意味があんまり感じられない。ゲーム自体も、肝心のプレイ部分が1パターンしかないため、非常に単調である。せめてコスチュームだけじゃなくて、プレイのシチェーションくらいは選ばせてほしい。また、ホンモノの女の子がアテている声も、正直一般の会話部分はツラい。アエギ声は妙に生々しいんで実用にはなるのが救いだが(何の)。
たぶんほんとの店の常連さんなら「あのコがやってる(はぁと)」という事で楽しめるんだろうが、そーいうワケじゃないプレイヤーにとってはいささかキビシい内容ではあろう。
ところでこれ、店じゃ「校歌歌いながら」のサービスには応じてくれるんだろうか。それだけはちょっとして見たいような気がするぞ。
よりによってFF9の前日に出てしまったエニックスのゲーム。
アイドル(なのか?)緒沢凛演じる鈴木さんの前に現れる、ミカン、携帯、踏切、海、月、エンジンなどに偽装した爆弾をひたすら解体し続ける、というものだ。
ゲームは状況説明の実写ムービーがまず流れ、鈴木さんの前に解体すべき爆弾が現れる。そして、それをドライバー、ペンチ、セロテープ、魚雷などを使って分解して行く。守備良く分解できればスコアが表示され鈴木レベルがアップする。失敗すると、鈴木さん、関東一円、地球などが四散するムービーが流れてゲームオーバーである。こう書くと、割と大騒ぎのバカっぽい展開を想像するかもしれないが、実は非常にクールなテイストのソフトである。
まず、ゲームのコアである爆弾分解は、パズルとしてよくできている。基本的には対象物を回転させながら、ポイントを探し、そのポイントを操作するツールを選び、アクションを起こす(ネジを回す、電線を切るetc・・)、ということになる。この時、ドライバー系のツールだとボタンの一押しが一回転になるため、時間が迫っている時など、かなりドキドキする、つーか要連射パッド。もちろん、解体は一筋縄では行かず、トラップも多い。制限時間もギリギリであるため思考力、観察力だけでなく、素早く正確な操作を要求される場面も多い。この手のパズル好きならまず買って損はないゲームだろう。
だが、このソフト、状況のシビアさのわりに実際にプレイしてみると恐ろしく無愛想で無機質である。システムの表示が白黒の直線とゴシック体を基調にしたぶっきらぼうなもんだし、画面上の鈴木さんは張り付いたような表情だ。これが演技なのか凛ちゃんの限界なのかは迷うところだが、ともかくプレイ感覚は「淡々」というのが一番近い。
この「淡々」の進行中に『爆弾:月』とか『メモリーカードを抜かないで下さい。不都合が起きるか爆発します』などのナイスなメッセージがぼろっと表示されるわけで、これが結構な破壊力である。こういう、いわば「理系のセンス」に馴染めるかどうかが、このゲームを面白がれるかどうかの境目だろう。
ところで、このゲームのセーブなんだが、向こうから流れてくるセーブメニューが画面に表示されているうちに(時限制)選択しなきゃいかんっつーアクション要素の入ったシロモノで、こんなとこまでシャレきかすのはやめて欲しいんですが。ある意味、このゲームで一番難易度が高いです。
よかったね。発売日ドラクエとカブらなくて。
それはともかく、こっちも延期を重ねてようやっと出たスパロボの最新作で、第2次から続いたサーガをリセットした上での新シリーズとなる。
今回特筆すべきはまずテンポの良さだろう。
ステージが相対的に狭くなったのと、移動後に攻撃できる飛び道具が増えたので、敵とぶつかるのが早くなったことと、戦闘デモが任意にカットできることが大きい。また、各キャラのパラメータ設定も納得がいくようになっており、特にスーパーロボットが全体的に底上げされていて、ちゃんと鍛えれば一機でザコを一掃する事も可能である。
どうもFがユニットがアニメロボなだけの大戦略みたいになりかけてたんで、危惧していたんだが、今回のスパロボは正しく「オレ東映まんがまつり」が堪能できるデキになっている。
特に戦闘のオンオフを使って、ここは見せ場!と思った戦闘シーンだけを見られるので、なおさらその感が強まる。全プレイヤー富士原昌幸状態と言えば濃い人にはわかってもらえると思う。
αに関してシミュレーションゲームとしては甘いという意見を聞くが、元々作動原理も何もあったもんじゃないキカイどうしの戦いなんだから、パラメータをどうこうというのは野暮なんじゃないかと思うんだが。
シナリオはネタバレになるのであんまり書けないのだが、原作を殺さずによくリミックスしてある。オリジナル部分は「魔装機神」と「SRX」というロボットアニメを仮定して混ぜ込んであるようで、他の作品とのバランスを崩していないのはほめていいと思う。
今回は、Fで未消化だったエヴァとガンバスター関係に力が入っていて、人類補完計画なんかは原作よりも見事に補完している。「人類の未来は碇の息子たちに託そう」とか泣ける台詞満載。トウジも参戦できるし。カヲル君が「愛・おぼえていますか?」を歌いながら登場して例の台詞を吐いたりするのはやりすぎみたいな気もするが。
不満点も当然いくつかある。デカいところではインターミッション時のバストアップ絵と戦闘時の顔グラフィックのタッチが違いすぎること。特にオリキャラは別人状態である。
それから、これだけ色々こだわっているにも関わらず演出にツメの甘さが見られる。フォウのBGMだったら「水の星に愛をこめて」じゃなくて「銀色ドレス」だろうとか、グレート初登場の時は「おれはグレートマジンガー」じゃなくて「偉大な勇者はマジンガー」だろうとかそういう細けえレベルだが、こーいう所は徹底が美しいと思う。
しかし、落ち着いて振り返るとラスボス死んだのに中ボスがほとんど死んでないっつーかなりイヤげなシナリオなのだが。ゲンドウもさりげに生きてるし。