だ☆めーづ
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古典文学の研究(2997年度版)

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「最高の攻撃」

苦痛に襲われても 悲嘆な気持が襲ってきても、
上着を着ている内は、気にならない。
しかし、柱が唸り声を上げると、
乳房が上下に揺れてしまう。
ドスや刺を、私は受ける。
攻撃は、1度2度と続くのだ。
「しかし、涙が出てきてしまうのだ。なぜなら私は、未成熟の女性だから」
涙を流したり汗をかいたりするが、若い闘志は
空中を向いて、つい大声を出してしまう。
攻撃してください、攻撃してください 
最高のものを(繰り返し)

解釈:
これは実は春歌であるらしい。どうも、女性の初体験からの性意識の変化を歌にして綴ったもののようだ。
柱(原文:ポール)や刺(原文:スパイク)が何の陰喩かはいうまでもあるまい。
当時の厳しい性風俗の統制の下、若者達はこのような歌でうっぷんを晴らしていたのだろうか。


「鉄の道すら消化する」

奇怪な敵が一斉に。心配をしたが
早川記者は (現場を)離れたようだ。
マタンゴの山に入ってまだ残っている
月尾記者はタヒチの友人になってしまったが

解釈:
マタンゴは伝承のキノコの怪物。
何らかのバイオハザードが起こった情景を歌っているようだ。タイトルは怪物の恐ろしさを表現している。
タヒチは楽園と呼ばれた南国の島で、転じて「天国」の隠喩となり、人が亡くなったことを暗に示す言葉となった。月尾記者の冥福を祈りたい。


「通常の時はコインの形だ」

もしも男性であったら、
第一に欠落している部分がある。
欠落のため混乱した不明部分を解明するのだ。
何者が呼び出したかはわからないが
通常はコインの形をしたものだ。
花のような臀部がある808番街に
本日も決定権を持ったコインが飛翔する。

解釈:
いわゆる色街を扱った歌であろう。
臀部となっているのは原文では「おいど」であることから、日本の関西地方にあったのだろう。
金銭で売春婦を買うことを奨励しているようだが、これが当時の現実だったのだろうか。


「マの人、Z」

空中に聳え立つ 鋼鉄の城砦
超労働者 マの人、Z。
我々の為に無敵の力を、
正義の心を、杭に乗せろ。
拳を飛ばして、宇宙船を殴打しろ。
さあ今こそ、胸の熱い火を出現させよ。
マの人よ行け、マの人よ行け。
マの人、Z。

解釈:
 マの人、とはマルクス=レーニン主義者をさす隠語。
 Zというのは、匿名であろう。これは労働運動が弾圧されていた時代に歌われた、英雄を讚える歌である。
 宇宙船の建設現場で苛酷な労働を強いられた人々の哀しみが生んだ詞であろう。


「きよ彦の夜」

きよ彦の夜 花形は石田ひかりである
和久井映美の子供は
ミーハーであったために
ネームはリータモであった。
夢は容易である。

解釈:
当時の人気服飾デザイナー、きよ彦のパーティのための歌。
固有名詞の特定はある程度できている。
ただし、4行目の解釈がいささか難解で、当時の芸能人たちの習慣に沿えば、「名前をタモリと付けた」と読み下すのが最も近いようだ。
タモリは当時人気のあった役者で爬虫類の役を得意とした。彼にあやかって子供に名前をつけたのだろうか。


「キーシャの尻尾」

キーシャが尻尾を出した。尻尾だ、尻尾だ。
我々を上手いこと乗せていたが、ついに尻尾を出した。
急げ、急げ。
窓の外を見ると、畑や家が次々吹き飛んでいる。
疾走せよ、疾走せよ、疾走せよ。
豚が横たわっている、豚が横たわっている。
これは喜ばしいことだ。

解釈:
農村に潜入して扇動、破壊工作を行っていた某国のスパイが馬脚を現して逃走する様子を描いている。
しかし、詞の作者はこの破壊工作のあおりで死んだ豚を見て、持って帰って喰おうともしている。
当時の農民のたくましさが伝わってくる。


「銀座の激怒娘」

あの娘がワイヤーの激怒娘だ。
真っ赤な装束に身を包み、サンダルをはいている。
誰かを待ち伏せしているのだろうか、
銀座の街角で、時計を見ながら
落ち着かぬようすで薄笑いを浮かべている。
これが銀座の激怒娘だ。

解釈:
第二次世界大戦直後の混乱期に、東京銀座に出現したという女性通り魔の事を歌った歌である。
銀座の町角に立って後ろからいきなりワイヤーで首をしめたという。


「正月月さま」

もう何度睡眠を取ると 正月様がいらっしゃるのだろうか。
正月様には 蛸を献上し
(女性器を示す俗語)を回して、遊んでさしあげます。
正月様が早くいらっしゃることを、私は望んでいます。

解釈:
正月という名前の位の高い人物の来訪の事を歌っている。
この当時、極東地方に「正日」という名の独裁者がいたという記録が残っているので恐らく、この人物のことではないかと考えられる。
必ずしも好意的に描かれていない事や、故意に名称を変えている形跡があることからも、独裁に対する抵抗詩であろう。
3行目は好色であったと伝えられる、正日の性向とも一致する。


「巨大惑星」

重量のあるコンドルは 海上の道を
進行するのが 男性の(職場である)ドコン場である
真紅に燃え上がる 王者の象徴たる巨大な惑星を入手するまで
汗腺から血液を噴出させよ 涙腺の分泌物を拭ってはならない。
行くのだ 人類。ドンという音をさせて行くのだ。

解釈:
宇宙開発の困難さを歌った歌。
コンドルは宇宙船の名称であり「ドコン場」は発射音からきたロケット発射場を指す隠語ではないかと思われる。
「巨大な惑星」というのは木星のことで木星ロケット発射の情景であると思われる。
4行目の奇怪な一節は高重力下での人体の変調の描写か。