だ☆めーづ
□Top  □SiteMap  □Column      □Text  □Diary  □BBS  □Link  □Fan-Fiction
                  △Game Review         △Log
                  △Game Watch
                  △Books
                  △Films
                  △Goods
                  △etc

本邦怪書目録

ホームページへ
コンテンツトップへ



世にはいわゆる「稀観本」というものがある。多くは文化史上貴重なもので、資料的価値の高いものが多い。
しかし中には好事家の間でのみ語り継がれる珍本の類もかなりの数に上る。
ここではそのような怪書の一部をご紹介しよう。


協力:城久堂古書(神田神保町)


腹坐糸 異聞
はらざいと いぶん

仏様によって体内に遣わされたとする「糸虫」なる虫が体外に出て美女に化身し、主人公を誘惑するという艶笑奇談。


出羽 連珠円陣之記
でわ れんじゅえんじんのき

享保年間に、出羽の国の算学者茶臼場 平次(ちゃうすばへいじ)と娘の婀娜(あだ)が作り上げたという自動計算器、連珠円陣にまつわる物語。


後白
ごしら

江戸初期の作という。後白河法皇が流刑に処されたが、島の瘴気を浴びで身の丈数百丈になって京都の町を走り回って蹂躙する。しかし一乗寺戻り橋で網にからまって絶命するという内容。 当時から「此は後白殿にあらず」等の批判が高かったようだ。


出布院 白兎之記
でふいん はくとのき

佐賀地方の古刹である出布院に残る説話。飯屋に住み着いた白い8羽のウサギが寺を土砂崩れから身を呈して守る、という内容でいささか教条主義的で面白みはない。



有馬外道物語(1.4追補)
ありまげどう ものがたり

上記出布院 白兎之記の異本。こちらは有馬之国に落ちてくる大岩を荒くれ者たちが食い止めるという内容だが、大きな違いはない。


印度変伝 素手居物語
いんどへんでん すでいものがたり

江戸の町をタライに乗った印度の妖怪変化が襲う。当時の将軍(もちろん架空)が自ら妖怪退治に出向く様は圧巻。彼は何と素手で妖怪を殴りつけるのだ!妖怪変化は、南国から日本に来たため風邪をひいて全滅してしまう、というやや腰砕けな結末。


世知庫
せちぐら

12人の各地の女性が登場する艶笑物だが、肝心の本編が未だに発見されていない。「初窓」と呼ばれる錦絵を始めとする関連文献や、根付、絵札などの関連した物品は豊富に残っているのだが、実際に出版されたのかどうかは不明。ただし、物語本などに「世知庫の如き奇怪な踊り」という表現があるため存在したことは確かなようだ。一説では出たには出たが、購入したものが全て内容に口をつぐんだため、とも言われる。


山蛇場党
さんだばとう

離島に住み、世の人々の苦難を救う山蛇場党と呼ばれる集団の活躍を描いた物語。党員はそれぞれ法術を心得ており、巨大な凧で常に地上を監視する5番党員、七つ道具を運搬する2番党員等が人気を呼んだという。