2003年のゲーム界はいよいよオンラインゲームがその台風の目となることは確実となってきた。ファイナルファンタジー、ウルティマ、ラグナロク、リネージュなど既存のタイトルも大きなユーザを獲得しているが、ここでは「これから」のタイトルとして各メーカーが準備を進めているゲームを取り上げたいと思う。
※これらのゲームは全て開発中のものを独自に取材したものですです。各メーカーへのお問い合わせはご遠慮ください。
・レーシングラグーン オンライン(スクウェア)
稼動予定:未定 現在の状態:クローズドα
ファイナルファンタジーXIでネットワークRPGの先陣を切ったスクウェアの次回作は、あの『レーシングRPG』のオンライン版である。
プレイヤーは公道レーサーとなり、他のプレイヤーとレースを競うことになるのだが、特徴的なのはレース中は車を操縦するのではなく、キーボードでポエムを入力し、その量と質によってレースの勝敗が決定するという前作のファンにはたまらないシステムとなっている事だ。また、タイピングソフトとのハイブリッドによってより多くのユーザにアピールする事を狙っているようだ。
現在ポエムの評価システムの調整中で、スーパーバイザーとして窪塚洋介氏等数名と交渉中とのこと。
・DOAX for XBox Live(テクモ)
稼動予定:2004年 現在の状態:開発中
対する国産ネットワークゲームもうひとつの雄、XBoxLiveはキラーソフトのオンライン化で対抗する模様。
先に発売されて大好評となったDead or Alive Xtram Beach VolleyのLive対応版となるこのゲームではプレイヤーは自作のオリジナルキャラで、ザック島のバカンスを楽しめるようになる。もちろん水着によるビーチバレーも可能で、プレイ結果によって過激な水着が増える、という趣向も同じだ。
いやがおうでも期待は高まるが、現状ではXboxLiveのセキュリティ仕様上、アカウントと同性のキャラクターしか作成できないという機能制限があり、このままではアカウント詐称が多発する懸念があるという。
現在、男性キャラクターでも大胸筋を動かす事を可能とする新たなモーションエンジンを実装する方向で打開を図る方針だが、まだまだ予断を許さないようだ。
・スペランカー オンライン(アイレム)
稼動予定:2003年夏 現在の状態:オープンβ
話題のオンラインアドベンチャーゲームだが、サーバーが落ちるとキャラクターがロストするという致命的なバグが顕在したため、稼動が大幅に遅れる事が予想されていたのだが、「落ちて死んでこそスペランカー」とのプレイヤーが大多数で、そのままの形で課金運用が始まるようだ。
・センチメンタルグラフティ For Network Operation(NECインターチャネル)
稼動予定:2003年中 現在の状態:オープンβI
一大ムーブメントを巻き起こした恋愛シミュレーションのオンライン化。ゲームは1年を3ヶ月としてシナリオが展開されるため比較的短いプレイ時間で遊ぶことが可能となっている。
プレイヤーは日本全国を放浪する高校生の幼馴染のヒロインとなり、ライバルとなる他プレイヤーと競って結ばれる事をめざす。自キャラは趣味、容姿などのパラメータを持ち、それぞれ訓練やアイテムでパワーアップする。
また、ゲーム中のスコアにより『語尾』を購入することができ、『にゅ』や『にょ』『にゃーの』といった可愛い言葉で喋ることが出来る。レア語尾の『りゅん』を巡って早くもデュープが発生したことは記憶に新しい。
・メタルギア オンライン(コナミ)
稼動予定:未定 現在の状態:クローズドα
コナミもアクションゲームの名作のオンライン化でネットゲームに参入する。
基本的には潜入アクションゲームとなるが、現状では「みんな隠れていて口をきかないためチャットシステムの意味がない」「自分を含めて画面中がズリズリ動くダンボール箱で埋まっていて気持ち悪い」「藤崎詩織が出ない」など、テスターの評判があまり芳しくないようで、さらなる調整を行う模様。
・ロボット オンライン(任天堂)
稼動予定:未定 現在の状態:開発中
ファミリーベーシック時代の懐かしいタイトルがゲームキューブ用オンラインコンテンツとして復活する。
詳細は不明だが、何とネットワークを通じて実際のロボットを駆動させることができるようになるらしい。現在鋭意デバッグ中とのことで、詳細の発表が待たれる。
なお、先日来京都府及び近県で多発している建機の暴走事件との関連については関係者は口を閉ざしている。
・ファンタシースター オンライン オンライン(セガ)
稼動予定:未定 現在の状態:不詳
国産ネットゲームの先駆者、セガも次の一手を発表した。
詳細は発表されていないが、仮想の世界でファンタシースターオンラインのプレイヤーとなるMMOになる模様だ。
廃人化して学校や会社をクビ、バグ情報をいち早く入手してチート、あるいはネカマとなって他プレイヤーを欺くなどが多彩なプレイスタイルが可能となるようで、多くのネットワークゲームのプレイヤーからの期待の声が高いタイトルとなっている。
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このよう魅力的な新作が並ぶオンラインゲームは、不況が言われるゲーム業界の救世主となりうるポテンシャルを十分秘めているように感じられた。今後の展開が楽しみである。
(2003.04.01)
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