んー、わかった。
昨日のクレームの件は、これを最初に流す、と。
そういう段取りでいいのね。
これはー、確かにこっち、ていうかあたしの不注意だったわねー。
ううん。そこでチェックしきれなかったあたしの責任。
あなたが気に病むことじゃないわ。
じゃ、そゆことで。準備始めましょ。
ON AIR
※
……関係者の方々には、深くお詫び申し上げます。
以後、このような事のないように充分注意いたします。
ほんとうに申し訳ありませんでした。
では、今日の一曲目は
美保むつ子で「ハッピー☆デイズ」です。
※
さて、メールからです。豊平区のラジオネーム・エレンさん。
えー、
『笙子さん、お元気ですか。
私は今ちょっと自己嫌悪です』
おや、どうしました?
『うちには小さい娘がふたりいるんですが、先日イライラしてる時に、
ちょっときつい言葉使いで怒っちゃったんです。
すぐに気付いてあやまったんですけれど、しばらく娘たちは私や主人の顔を見ても
黙りこくって無表情でした。
それを見て、ああ、私は娘に何て事をしてしまったんだろう、とすごく後悔しました
そして、それからもまた何かしちゃうんじゃないか、っていう恐怖心が先に
立って娘と上手く話せなくなってしまいました。
心なしか、娘たちが笑顔を向けてくれることがこのごろすごく少なくなったような
気がします』
『そんなわけで、ちょっと今凹み中です。
笙子さん、私はどうすればいいでしょうか』
とのとこですがー、私には子供はいないんですけど、
結婚して子供のいる友達なんかと話すと、そういうことあるみたいですね。
難しいですよね。子供の叱り方って。
でも、口から出ちゃった言葉は、残念ながら元に戻せないんですよ。
厳しい言い方かも知れませんが、やっちゃったことの責任はご自分で取るしかないです。
けれど、いいですか?エレンさん。
言葉は人に優しくしたり、元気づけたりもできるんです。
言葉が娘さんを傷つけることに気付けたあなたなら、
そのぶん娘さんを元気にしたり、
幸せにする言葉をかけてあげることもきっとできます。
何よりも娘さんに、母親としての言葉をかけてあげられるのは、世界中で
エレンさん、あなた1人だけなんです。
だから、そんなあなたの言葉を信じてあげてください。
いつもどおり、エレンさんが笑顔ではなしかけてあげれば、
娘さんもきっと笑顔を返してくれると思いますよ。
ということで、エレンさんからのリクエスト。
ドラマの主題歌でのリバイバルヒットですね、ブリッジ・サンライズの
「悲しいアスタリスク」
です。
おつかれさまー。
何言ってるの。それがあたしの仕事なんだし。
そのへんはお互いさま。
あ、お誘いありがとー。
んー、
せっかくだけど、えーっと今日はちょっと都合が
えーっと、友達。そう、他の友達と飲みに行く約束あるの。
うん。お友達とよ。
♪
着信あり
あ、あたしのだ。
そういうことなんで、
悪いけど今日はこれで上がらせてもらえるかな。
ごめんね。じゃ、あとよろしく。
030-****-****
発信中…
もしもし、催馬楽です。
さっきはちょっと打ち合わせ中で出られなくってー。
ん…
今日はちょっと休肝日。
しっつれいねー。
あたしだってそういう気分の時もあるわよ。
で、どしたー?こないだの話の続き?
あらそうなの?素敵じゃない。こんないい季節に経費で北海道旅行なんて。
えーっと待って・・・うん。その夜なら空いてる。つきあえるわよ。
じゃあお店、みつくろっておくわ。
ん?なぁに?お見合いの相手でも連れてきてくれるの?
プロデューサー?そっちの?
いいわよいいわよ。そういうご縁は多くて困る事はないしね。
それに、いい男と会う機会もね。
奥さんと子供いるのぉ?なぁんだ。つまんない。
あたし?んー今はフリーなような、そうでないような。微妙なトコかしらね。
寂しくないかーって聞かれると、まあ、それなりにねえ、としか言えないな。
いいわよー。でもちゃんと奥さんとは別れてよー。
懲りた?
…まあね
うん、じゃ次はこっち来た時にでも。