タイトル:啓示 |
作成日:2004年11月23日 |
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http://www.asahi.com/international/update/1123/005.html(朝日新聞)
イスラエル南部・エイラート市近辺に、実に45年ぶりとなるイナゴの大群が来襲し、現地では大騒ぎになっている。記事に載っている現地の写真を見ると、天地を覆わんばかり、という表現がふさわしいようだ。
しかも、この一匹一匹が猛烈な勢いで植物を食い荒らすのだから、ただでさえ緑に乏しい砂漠地帯ではまさしく死の使いと言っても過言ではないだろう。多くの民族で『悪魔の使い』とされるのもむべなるかな、である。
ところで、かの地に前回イナゴの群れが飛来した45年前、1959年に結成された、とされる一つの組織がある。その組織の名は『アル・ファハタ』、イスラエルに対する武力闘争を旨とするこのパレスチチナゲリラ組織の指導者はヤセル・アラファト。
そう、先ごろ亡くなったPLOのアラファト議長その人である。
また、戦史に造詣のある方であれば、おそらく『エイラート』という固有名詞にも見覚えがあるはずだ。1967年、いわゆる『六日間戦争』において、史上初めてソ連製・スティクス艦対艦ミサイルによって撃沈されたイスラエル海軍の駆逐艦に冠されていたのがこの都市の名前だったのだ。
これは『エイラート事件』として、その後の各国の海軍のドクトリンに大きな影響を与えた。
ちなみにこのミサイルのコードネーム『スティクス』とは、ギリシア神話に伝わる冥府の川の事である。
天とか神とかいう存在は、こういうケレンがよほどお好きなのだな、と思う。
と言っても、別にオカルティズムを奉ずるほど若くはない。全ては意味などない偶然なのだ、と理性ではわかっている。けれどそれと違うどこかの部分では、確実に『意味』を読み取ってしまう自分がいるのもまた事実である。
きっとこの『意味』を克服したところに完全な世界の平穏というのはあるのだろう。
それがすばらしい新世界なのかどうかは疑わしいところだけれど。