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記事No.[ 4487 ]

タイトル:さいえんすふぃくしょんたちを責めないで

作成日:2007年02月26日

カテゴリ:[Otaku]

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娯楽の本道を間違えた人々
あの長門有希さんも読んでいたらしい早川書房の『世界SF全集』の惹句にはこんな言葉が踊っている。
21世紀の文学
ブンガクだよブンガク。クラークやアシモフやハインラインがブンガクだよ。『楽園の泉』も『ファウンデーション』も『夏への扉』も大好きだけど、さすがに文学はねえだろうよ、と思う。
けど、黎明期というか60年代くらいの日本のSF界の人たちというのは、書き手も読み手もSFがエンターテインメントではなく文学の棚に置かれるべきだ、と多分本気で信じていたわけで、そういう意味では

SF屋ごときがライトノベルを語るな。おまえは早川で3000部しか売れない海外SFでも訳してろ。
と罵倒されるのは、実はSFな方々にしてみれば望むところだったりするんじゃなかろーかw。というのはちょっと当てこすりのしすぎですな。いや失敬。

ただ日本のSFというのは、立ち上がり時にしくじったり間が悪かったりした結果、エンターテインメントとしては早々と見限られてしまった(「SFと西部劇は当たらない」というジンクスがあった)という事情があって、そのあたりで社会批評や文明批評といった「文学」方面のニッチに活路を求めた、ってのは若い方々にはある程度察してほしいところではある。そうやって、「孤高」に逃げたからこそSFは生き残り、コンテンツのイメージソースとしてはもちろん、同人誌やファン開催のイベントといった、現在のオタクカルチャーの少なからぬ部分の源流たりえたのだから。
足を向けて寝るな、とまでは言わないけど、せめて生暖かく見守るてあたりで手を打っちゃいただけないだろうか。

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