タイトル:「雪下ろしロボット」開発へ |
作成日:2005年01月06日 |
カテゴリ:[Machinery] |
コメント:6
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http://www.toyama.hokkoku.co.jp/_today/T20050106002.htm(富山新聞)
富山県のNPO「子どもモノづくり教育支援事業団富山事務所」と富山県工業技術センターが2006年度の完成を目指し、県新世紀産業機構の齋藤敬氏が開発した多脚歩行ロボット等を参考にした一般家庭用の雪下ろしロボットを開発中、とのこと。
「雪下ろし」というのは、読んで字のごとく屋根の上に降り積もった雪を取り除く作業。豪雪地帯では、雪が家屋にダメージを与える可能性があるため、冬季には必須の作業といってよい。
で、その除雪作業なんだがきっぱりと重労働である。
皆様方の中にも従事した経験のある方も多数いらっしゃることだろう。そして、その大半の方々が筋肉やら腰やらの激痛にみまわれてウナったのではあるまいか。
雪、といっても所詮はH2Oである。どんなに美しく見えてもそこには厳然とした質量保存の法則がある。すなわちほぼ同じ容積の水をひたすら汲み上げる作業に等しい運動量をわが身に与えねばならぬわけで、肉体が精一杯の抗議行動を起すのも当然といえば当然である。
平坦な地上ですらそうなのだから、増してや屋根の上でをや。実際問題、例年色々と事故が起きるシャレでも何でもなく命がけの作業なのである。そんな危険作業をロボットにやらせる、というのは至極当たり前の発想であろう。
もちろんそういう実用上の意義もさることながら屋根の上をわしわし歩き回って雪を掻き分けるロボ、というのは多脚メカ者のハートをかなり揺さぶるものがある。早く動くところが見たいもんである。
ただしこれ、ロボットとしては最大級に過酷な条件を前提とした開発になりそうだ。
素人考えで要件を挙げていっても
*摩擦係数の極端に小さい急斜面での自立および移動を行い、
*重量物を排除し、
*しかも自重で足場部分へのダメージを与ずにそれらの挙動をこなさなくてはならない。
という、相当にシビアな稼動条件が課せられる。
しかも、作業場所への設置を考えれば登攀能力も要求されるわけで、これらを全て兼ね備えた自走式のデバイスの開発の困難さは想像するに難くない。
機械的な挙動自体は何とかなると思うのだが、最後の軽量化がかなりヤバそうな気がする。特にパワーソースをどうするか、というあたりが最大のネックになるのではないか。
これまた素人考えでの現実解だと、多脚式の歩行ユニットを可動式のブームにセットした重機みたいな自走車両、あたりに落ち着きそうな気がする。
いずれにせよ、上手くいけば再来年の冬には雪国の屋根の上を這いまわるロボットが見られそうである。こういう話を聞くと、地味だが世紀は確かにSFでいうところの「近未来」へと足を踏み入れてるのだなあ、などと実感したりする
ただそれが、高齢化による労働力人口の減少、という必ずしも明るくない未来予測の賜物、てあたりを考え出すと何とも微妙な気分にもなるのだけれども。
とりあえず一号機には「雪さん」と命名希望。暴走してマヨイガ行っちゃうかもしれないが。わはー。
どもです。
まあ気持はわからんでもないですが。
いくらロボ製作欲がみなぎってもまさかホタルイカ釣りロボってわけにもいかんでしょうからねえ。
きっと5年後くらいには屋根の上をギシギシ言わせながら歩き回る謎の機械が名物になったりするんでしょうか。
その時が来たら、ぜひ当地に赴きたいと思います。
こちら、関西明石市からです。はじめまして。
雪下ろしの機械てどんなのがあるんですか。
色々おしえてください。
どもです。お返事遅くなりました。
えーと、基本的に雪下ろしは機械じゃできないっす。そもそも人家の屋根の上なんで、機械を持って上がる事自体が難しいです。
ですから毎年犠牲者が出るんですな。そういやこれ書いたの1年以上前なんだけどその後どうなったのか。
"whitegoat"と"robot"のキーワードで、雪かきデモ動画が見つかります。
「ホワイトゴート」と「ロボット」だと、新しい外装付きの写真が見つかるでしょう。
もっと気合い入れて開発して欲しいのですが。
お返事遅くなってすんません。
まあ元エントリにも書いた通り、雪下ろしは人間がやってすら困難な作業なのに、機械でそれを再現するてのは相当な困難が伴うんではないかと。
それでも今年みたいに人死にが多発してる状況をみてると何とかして欲しいとは思いますが。
※管理人のレスは遅れ気味です。どうかひとつ気長にお待ちください。
私は富山県に住んでいるのですが、地元でこんな愉快なプロジェクトが進んでいると思うとワクワクします。
「雪下ろしを効率化したい」という思いより、「とりあえずロボットを作りたい」という気持ちが強く感じられる点がいいですね。