タイトル:DVDウォークマンはウォークマンの夢を見るか |
作成日:2006年04月21日 |
カテゴリ:[Goods] |
コメント:4
|
信者というほどではないが、昭和末期を生きた者としては、やっぱりソニーというメーカーにはそれなりの思い入れがある。ああ、まだβのデッキ持ってるよ生テープ3本くらい残ってるよ悪いかよ(なぜ逆ギレ)。
そんなわけで今現在のソニーを見るにつけ、いろいろと嘆息してしまうわkだけど、そんな中で新製品として発売されるらしいのが「DVDウォークマン」。
http://www.watch.impress.co.jp/av/docs/20060418/sony1.htm(Impress watch)
要するにゲームのできないPSPですかとかそういう事を言ってはいけませんね。とはいうものの、これ商品としてはどうなんだろう。
今までこういった可搬式の動画再生専用デバイスに大きなヒットがあったというのは寡聞にして知らないし、画面サイズなどを考えれば一概に小さいがゆえに貴いといえる類のガジェットでもないだろう。というわけで、あんまし勝算が見える類のブツでもないような気がする。
ここでちょいと元祖にして本家のウォークマンのことを考えてみよう。
あの小型のカセットテープレコーダーがもたらしたもの、てのは色々とあるのだろうけど、その最大のものはやはり「音楽」というコンテンツのパラダイムを大きく転換させた、ということでだろう。
それまでオーディオセットが鎮座する部屋の真ん中で、何というか「ちゃんと」聞かれる、たぶん今でもクラシックやジャズといったトラッドなジャンルの音楽がそうであるような、それ自体がひとつの「モノ」であった音楽を、ウェアラブルな「環境」へとシフトさせた。功罪や意見は様々あるとは思うのだけど、それが音楽というコンテンツに大きな変革をもたらしたことは間違いないだろう。
ポップ・ミュージック史に詳しいわけではないので当て推量ではあるのだけれど、1980年代にテクノポップやAORといったジャンルが台頭したのは、ウォークマンで聞かれることを前提とした音楽が求められた結果という面もあったんじゃなかろうか。
そう、ウォークマンは音楽というコンテンツのありかたそのものまで大きく変えてしまった歴史的な物件なのだ。
じゃあ、果たして「DVDウォークマン」はその名代を継ぐのに相応しいもののあんだろうか。
この商品のとりあえずのお取り扱いコンテンツは、市販のDVDソフトとなろう。
だが、市販ソフトを見るという行為は、それ自体が目的となるもの、いわば「ちゃんと」行われる行為じゃなかろうか。そしてそれはこの物件の基本コンセプトである可搬とはあまり相性がいいとは思えない。考えてみて欲しい。全長2時間弱もあるような映画を、通勤通学の移動中の細切れの時間で、しかも小画面で見たいか?見て面白いか?おのずと答えは出るだろう。
だが、じゃあやっぱダメじゃん、となるのか。実はそうとも言い切れない。世の中には慌しく細切れでもいいから見たいDVDというものがある。それは際限なくレコーダーにたまっていく日々の録画だ。特に、新番組の洪水に溺れそうになっているアニオタ諸氏に潜在する、とりあえず何を撮ったかだけでも押さえておきたいというニーズには充分に魅力的な物件だろう。
それ以外にも帰宅時間の関係で見られないバラエティやドラマを溜め込んでいる人なんぞは意外と多いだろう。そういった人たちの、いわば拡大されたタイムシフト機能、そしていつでもどこでもできるテレビのながら視聴、そういった面をアピールできれば、案外と化けるブツなんじゃなかろうかと思う。
ただ諸々の業界内政治的要因で、あんまし大っぴらに推奨できない、なんて話もありそうな気はするが。
そう考えていくとたぶん次に来る、そして大きい波はワンセグを録画できる携帯型HDDレコーダーだろう。それは上記の「どこでもタイムシフト」「どこでもながら視聴」機能を突き詰めたデバイスになり得るからだ。そしてそれらが普及すれば、映像コンテンツ自体のつくりにも変化をもたらすだろう。それがいいか悪いかはまた別として。
そして、その端末こそ真に「ウォークマン」の名代を継ぐに相応しいアイテムになる、そんな気がする。
その日まで、ソニーがソニーのままであり続けられれば、であるがな。
物置に完動状態のED-Beta機が保存されてますが何か。
それはともかく。携帯型HDDレコーダーは今後「クル」だろうと思ってました。
デジタル放送は録画・コピーに著作権絡みの問題をかかえていますが、単体で録画できて外部へ持ち出しができないタイプの携帯型録再機なら、その問題からもフリーでいられますし。
HDDのファイルシステムを独自のものにしたり、高度な暗号化したりすることで、HDD抜き出してPCに吸い出すことも防げるでしょう。
完全な、録る→見る→消すの専用機としてしまう。
実際、HDD・DVDレコ買ってもこういう使い方の人多いようですし、需要あると思うなぁ。
地下とかでは受信できないと思いますので、外出先でのタイマー録画が難しいという問題はありますが。
……でも最大の問題は、自分らが録画するアレやソレを外で見れるのかという所だったりw
ちと体調不良でして放置してすいません。
まあスゴ録とPSXみたいな、たわけた例もありますからねえ>ソニー。そのうち、両用ドライブになって統合されると踏んでおりますw。
それはそうとやっぱりHDDレコをお手軽に持ち出せる機械ほしいですよねえ。著作権問題はあるとは思うんですが、そこでゴチャゴチャいじってるうちにまた旬を逃すんじゃないでしょうかねえ。まあSONYだしなあ。
ゲームの出来ないPSPと言う表現をされてますが、私もそれは正しいと思います。
というのは、PSP用のUMDビデオのかなりの部分がAV(アダルトの方です)だと言われてるからです。
印象に基づいて書いてるんで、本当にそうか?と言われると弱いですが、アメリカでも映画UMDは小売りにそっぽ向かれたりしてる中で、UMDAVの作品数は順調に増えています。
今回の製品は専用メディアのUMDではなく、レンタルも出来るDVDで、ポータブルAV(アダルトビデオ)市場をSONY本体が取りに来たと考えると、個人的には合点がいくような気がします。
まっとうな用途の動画再生は、仰るようにHDDが本命だと私も思います。
Blue-ray映画ディスクに大画面動画ipod用のデータを同梱するようにappleが交渉中とも言われますので、やっぱり本命はipodでしょうか。
※管理人のレスは遅れ気味です。どうかひとつ気長にお待ちください。
このDVD Walkmanという商品には魅力を感じません。
HDDレコーダに録画した映像コンテンツをメモリースティックにコピーして通勤中にPSPで視聴しましょうという広告を
既にSONY自身が打っていますし、似たような商品を同じ会社でいくつも出すなと言いたいですね。
http://www.sony.jp/CorporateCruise/Press/200503/05-0316/
http://www.sony.jp/products/Consumer/msrecorder/index.html
映像を見ることに重きを置いて、画面を大きくしたPSPを出すというのならまだわかりますが。