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記事No.[ 3939 ]

タイトル:富野アニメのオープニングはカッコいい

作成日:2006年04月14日

カテゴリ:[Films]

コメント:4

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まあ色々とアレがナニなんで、あんましネタにするのもどうかとは思うんだけどYouTube。を巡っていてふと見つけたのがこれ。
http://www.youtube.com/watch?v=0BiLU-Prm6w
白黒の鉄人28号からガオガイガーまでのロボットアニメのOPフィルムをまとめたもんで、上のやつから始まって、全部で13分割されてアップロードされているという大作である。もういろいろと懐かしくて80年代アタマの国際放映アニメの狂いっぷりとかを堪能しつつ、改めて感じたのが、富野由悠季ソーカントクというのはロボットアニメのオープニングを作らせたら当代一だよなあ、ということである。

富野OPの特徴&凄い点というのは、ともかく最低限のカットで作品の世界観を的確に伝えていることにある。アニメのOPというのは、基本的に作品(とスポンサー商品)のプロモーションだから、キャラやメカのキメポーズの羅列になる。上のOP集を見ていても、ほぼ全てのフィルムが、主人公ロボがギミックをフル稼動させつつ敵を撃破後主人公営業用スマイル、みたいな構成になっている。それは富野作品においても例外ではない。だが、ソーカントクはそこに、けして余裕のある尺数ではないはずなのに必ず作品世界を印象付けるカットを入れ込むのだ。
たとえば『機動戦士ガンダム』。これはもう、実際の作品内容からすると白々しいほどのヒーローっぷりなのだけれど、その中にたった1カット、シャアザクを中心に展開するジオンの大部隊というカットを挟むだけで量産兵器による物量戦という基本設定を見事に表現している。
また、『無敵鋼人ダイターン』ではコロスとドン・サウザーに追いすがる万丈、というカットで単なる敵味方ではない両者の関係を暗示し、この作品が実は単純な勧善懲悪ものでない、ということを視聴者に印象付けている。

そんな中で個人的にベストワークだと思うのは、『機動戦士Vガンダム』の第1期OP。基本的には巷間伝えられるスポンサー様との軋轢が噴出したようなヤケクソ気味のガンダム大活躍フィルム(後日のパワーアップや敵メカまで全ネタバラシしてるOPてのもそうないんじゃなかろうか)なんだけれども、そんな中でもこの作品がウッソとシャクティの物語なのだ、ということがちゃんと伝わってくるあたりにワザというか意地を感じることができる。
特にラストのガンダムのカメラアイにシャクティの明るい笑顔がオーバーラップするカットは非常に印象的で、これを見たときは、本編があんな電波オデッセイだとは想像もしなかったよ。
いやまあ、よく見るとウッソがOP中で全然笑ってないあたりで察するべきだったのかもしれないが、それでもあわててフォローしたかのような明るいウッソのカットが一瞬はさまってるあたり、オープニングを作ってあたりではソーカントクまだ正気だったんだなあ、と思う。

富野監督という人は、基本的にはアルチザンなのだと思う。ともかくにもスポンサーの意向に沿うことをまず第一義として考えるけれど、そこにどうやって自分の作家性を盛り込むか。そういう「悪巧み」に長けた人なのだ。たぶん。
だからこそ、制約が最も顕在しやすいオープニングという場で、その実力が発揮されるのだろうな、と思う。
その制約が少ないペイTV向けの『ブレンパワード』や『オーバーマン キングゲイナー』の暴走っぷり(どっちも大好きだけど)は、その「ワルさ」の部分が思いっきり露出しちゃった、ということなのかもしれない。

というところで、昔聞いたトミノ伝説をひとつ。
某未来レースカーアニメの本放映時、どうしてもOPの作画が間に合わない、という事態にスタッフが途方にくれていたところ、我等のソーカントクがフラリと現れて、既に上がっていた本編フィルムからOPをでっち上げるコンテを、ちゃっちゃと書き上げたんだそうな。で、その急造OP、繋ぎと主題歌とのシンクロ具合があまりにも見事で、さすがバンクの魔術師、と周囲を唸らせた、とのこと。

真偽の程は定かではない、つーか多分ネタだと思うのだけど、なんとなくありそうと思えるあたりが、我等のトミー御大の人徳というモノであろうな。

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記事[ 富野アニメのオープニングはカッコいい ]へのコメント
ひら さんのコメント April 15, 2006 10:54 AM

某レースアニメの話はネタじゃないですよ。「富野由悠季全仕事」という書籍にちゃんと「手がけた仕事」としてカウントされています。なんか、別の仕事でたまたま収録スタジオが一緒になって、困ってるのを見かねて手伝ってあげたんだそーです(笑)。

kimlla さんのコメント April 15, 2006 11:39 AM

ご指摘どうもです、ってだいたい俺その本持ってるやんw。
どうも不注意でいけませんね。以後一層精進いたします。

こうやま さんのコメント April 15, 2006 12:49 PM

 そう言えば「ママ4」もOPだけやられてますね。

 しかし本編が見れたのは「ダンバイン」の初期まで
そこから後は、ストーリーがデンパ化して…

 本編の方は高橋監督の方が上手く作れるのに、個人
としての評価が余り高くなく、マニアもその後の
ガンダムは非リアル系ばかり熱心に見てるのが何か
気に入りません。

kimlla さんのコメント April 17, 2006 11:44 PM

思うんですが、この人いわゆる「リアル系」に向いてないんじゃないかと。基本的に理詰めじゃなくて、パッション重視というか勢いというか。そこに「リアル系」のロジカルな部分を持ち込んじゃうとああなっちゃうのかなあ、と。

個人的にはギャルゲのアニメ化とかやってほしいような気がします。「つよきす」とか楽しそうだと思います。だいたい女尊男卑の人だし。


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