タイトル:ラグナロク Vol.1(李命進 宙出版) |
作成日:2004年08月13日 |
カテゴリ:[Biblos] |
MMORPGって萌え萌えおにゃのこRPGなんだよ言っても信じる人がいそうな、天下のラグナロクオンラインのオンラインじゃない版、というかベースになった韓国の大メジャーコミックがROアンソロジーと冬のソナタまんがで韓流と萌えの融合を目指す出版社(違います)、宙から雑誌形式で発行された。
内容は、コミック本編とROチャンピオンシップのレポート、及びGravity社キム社長&作者李氏のインタビュー。
マンガそのものの第一印象は、韓国版『BASTARD!』。インタビューでは語られていないようだけど、デザインや画面構成に影響大な感じ。
絵柄・ストーリーは日本のマンガを見慣れた眼からすると多分に荒削り。ただ、全体に独特のいきおい、というかドライヴ感があって気持ちよく読める。本国で人気があるのもうなずけるデキである。
ROとは固有名詞のいくつかを共有している、くらいの繋がりではあるけれども色々と興味深い設定もあるので、プレイヤーは眼を通してみるのも悪くないと思う。
モロクって本当に、『あの』モロク神を祀っていた街だったのかー。
ただし、翻訳が最っ低なのでそのあたりは心して読むこと。ともかくネームがガタガタにぎこちなく、作品本来のリズムを大きく損なっている。作品内の固有名詞の表記もなんか変だし。
どことなく俗に言う重力語、日本の代理店がない時代に本国で訳していたステキ日本語の匂いがしたりするので、韓国側での翻訳をまんま使ってるのかもしれないが、そこはせめてマンガのネームが書ける人間に一度チェックしてもらうべきじゃないかと。それが原作に対する礼儀てもんだろう。
次の巻でドッフルギャンガ(現ドッペルゲンガー)とか言い出すんじゃないのか。
あとすげえ気になったんだけど、韓国の人の『李』姓の日本語カタカナ慣用表記って今『イ』さんじゃないのか。
これ作者名『リ・ミョンジン』さんになってるんだけど。
このあたりって結構うるさかったような気がしたんだけど今はそうでもないんかなあ。
しかし、コマ外落書きなんてアレなカルチャーまで亜細亜のマンガ文化には浸透しておるのだなあ。いいのやら悪いのやら、悩むトコではあるなあ。